これまでの20年間に様々な出前授業を実施してきましたが
特に力を入れているいじめ防止の出前授業関連について
参加した子ども達2万人分のアンケート集計が
1年間かけてやっと終わりました。
全てのアンケートはその都度必ず目を通してきましたが
今回集計しながら全体に目を通してみると
改めて子どもたちの苦しみ、悩みの、声なき声に圧倒される思いです。
いじめ防止に関するワークショッププログラムは
各学年に合わせて4種類あり、
特に低学年などはいじめ防止と不審者被害防止も
織り込んでいます。
今回は主に小学校中学年から高学年向けのプログラムで
CAP「子どもの暴力防止教育」のアンケートからです
胸を突かれるのは子どものいじめの過酷さでした
たとえば
・目に砂を入れられた
・池に靴を落とされた
・ボールを顔面に当てられた
・跳び箱の中に閉じ込められた
・池に落とされた
・なぐられて鼻血が出た
・トイレに呼び出されて暴力を振られた
・秘密をクラス全員にばらされた
・鬼ごっこで毎日鬼になってといわれた
・無理やり高いレンガの上に上がれと言われた
・頭を逆さにされて床にぶつけられた
・友だちに奴隷扱いされた
・召使のように扱われた
・パンツとずぼんを脱がされた
・お蚕様をむりやり持たされた
・飛び蹴りをされた
・首をしめられた
・土下座しろと言われた
・階段から落とされた
・服を破かれた
また、いじめで転校したという子も少なくありません
・暴力やいじめをやられてこの学校に入りました
・前の学校の時そのまま寝かせられて上から、のっかられた
いじめがその後の人間関係に影響を及ぼしていることも伺えます
・友だちに何回も裏切られたりして人と接することの自信がなくなってしまった
これらを読んで心が痛まない人はいるでしょうか?