今日は綺麗な夕焼けが見れました!!
せっかくの良い天気ではありましたが、今日も室内練習となりました。火曜日からの継続でやっていくのですが、まだまだ無意識レベルでは行えないので、しっかりとやるべき事を意識しながら取り組んでいく習慣を身につけてほしいと思います。
最初のリフティングも『自由』の前に『こういう事をやっていくように!』というベース(土台)となるべき事は伝えました。右も左も、上半身も下半身も、前も後ろも、というような発想。どちらも出来る、という前提からの『色々な技』だったりするという意味も伝えました。何事もベースは必要不可欠。
ベースの説明をした後に自由に取り組んでもらいました!
そこからドリブル。そこでもドリブルというものの種類、使い分けをする事の意味を説明した上で『自由』でやってもらいました。
個性というものを重視し、色々取り組んできました。色が出てきました!ありがたい事です。でも、個性が出てきたからこそ見えてきたのは『土台の弱さ』でした。せっかくの個性が乗っている土台があまりに弱く、脆い事に気付いたので土台の修正作業をしているような段階。それは1年生にとっては最初の基礎を積み上げているという段階にもなるので全員にとって必要な事です。
自由が『ルールや枠の中であるもの』という認識がズレてきている時代・・・。
何やってもいいでしょ?私の勝手でしょ??って人が多過ぎる。。。
それが『合わせる事も出来る』上での勝手ならまだしも、合わせる事すら出来ないで勝手を主張する人間がとにかく多い。どうしてそうなるのでしょうか???
みんながそれらを覚えるであろう最初の集団生活とは『保育園、幼稚園、小学校』という段階。その集団生活の最初に他人への気配りだったり配慮、という事の意味が伝わっていないように思える。先生方が伝えていない、ではなく伝わっていない、という感覚。
先日、ある学校で学校が面白くない理由に、『お菓子が食べられへんから・・・』と言ってる子がいました(ファルコの中学生ではありません・・・(笑))
それこそが『ルールなき自由』の発想なんです。そんな事で楽しくない理由にされていたら学校なんて場所は成り立たない。集団が成り立たない。組織とは誰かがやらねば回らない事がある。だから掃除当番、給食当番などが出来る。本当は、それすらも子供主体で、気が回る子がみんなの為に、今日は私が、明日は私が、みたいにやれるのが一番良いだろうし、当番って感覚では『やらされた感』が強くなる。
だから主体的にやる為には『自由』の感覚は必要で、個性が大事だけど、それらは『ルール・モラル』の中で発揮されなければならないという事。何でも、どこでも、いつでも、って訳にはいかない。
それを選手にも伝えました!
今、原則を確認しながらやっている時だから『こうしなさい!』ってやらされているように聞こえるかも知れないけど、これらの全ては『サッカー』だからやらないと仕方がない事だと認識してほしい。不満や疑問があれば言ってほしいし、聞いてほしい。でも、やるべき事だと納得しなたらばやらなければならない!サッカーがうまくなる、強くなるというのは原則の土台の上に個性が乗るからなんだ、という事を言いました。
ルールもない中で自由が許されると収拾がつかなくなる。ルールがあるから自由が成立する。中学生とは社会に出る前の最後の準備になるかも知れない年代(義務教育の終わりなので)。だからこそ失敗がどんどん許されなくなる社会へ出る前に、失敗しながらでも大切な事を学んでほしい。
がんばる事、粘る事、必死になる事⇔緩める事、力を抜く事、笑顔でやる事。
両極端を両方出来るようになって社会へ出てほしい!!その為に、あれこれ一緒にやろう!人間の幅を増やそう!サッカーのやり方も、人生の生き方も人それぞれであり、自由である。その自由が社会に出れば『法律(ルール)』の中での自由となる。自由の楽しみ方を知って出てほしい!本当の楽しさを知ってほしい!!
最近、コーチとしての責任を10年前よりも重たく感じております・・・。だからこそ目一杯がんばります!!