日 時 平成30年6月28日(木)13時30分〜14時30分
不整脈についてのお話しでした。
心臓は、左右の心房と心室の4つの部屋に分かれていて、
これらが連携して規則正しい拍動を繰り返すことで、心臓は
全身に血液を送るポンプの役目をしています。
不整脈の一種に心房細動がありますが、この心房細動とは
心房が不規則に収縮する状態のことを言います。
このことから、心臓の機能が低下し、時に生活に支障をきた
すような症状があらわれます。(めまい、胸痛、不快感・・・)
心房細動が続きますと、やがて脳梗塞や心不全を引き起こすことになります。
脳梗塞とは、脳の血管が詰まったりして、脳組織が酸素欠乏や栄養不足に陥り、その状態がある程度の時間続いた結果、その部位の脳組織が壊死(梗塞)していまったものを言います。
なお脳梗塞のまえぶれとしましては、①片方の手足・顔半分のマヒ・しびれが起こる、②ロレツが回らなくなる、③フラフラする、④視野が欠ける 等々があります。
また心不全とは、心臓は栄養分や酸素を含んだ血液を全身に送り出すポンプの働きをしており、このポンプの働きが低下して全身が必要とする血液を十分に送り出すことができなくなった状態を言います。
これらの原因のひとつである心房細動の治療には、レートコントロール(心房細動のまま心拍数を調節する)とリズムコントロール(心房細動そのものをなくしてしまう)がある由でした。