日 時 平成30年7月28日(土)14時〜15時30分
貿易摩擦の拡大というテーマを国際経済学を出発点にして
考えて見ようとする講座がありました。
国際経済学のはじめは、「国際貿易(物)」と「国際金融(金)」
で、それは「貿易収支」へとつながります。
そしてそれは、「輸出は得、輸入は損」という考え方が底辺に
あるようです。
さて世界はどこまで、どのような規模で繋がっているのでしょうか。
世界銀行のデータによれば、1980〜2015年の間の世界全体は、人口=1.7倍、実質GDP=2.7倍、輸出額=4.8倍になった由です。
そのような中で最も活躍している国は貿易データによると・・・・・
・輸出の順位⇒①中国、②アメリカ、③ドイツ、④日本、⑤オランダ
・輸入の順位⇒①アメリカ、②中国、③ドイツ、④日本、⑤イギリス
なお日本の場合は、最大の輸出先はアメリカで、自動車・その部品・建設機械等、また最大の輸入先は中国で、通信機器・衣料品等だそうです。
日本の貿易総額は154兆円(2017年度)ですが、内容は年とともに変化してきており、「50年代は原材料や雑貨品等」「60年代は鉄鋼や船舶等の重工業」「70〜80年代は電気機器や精密機器等」「90年代は自動車やハイテク製品等」となっているとのことでした。