今日は朝から岡山県の作陽高校さんと練習試合を行う機会をいただきました!
作陽高校さんは全国区の強豪チームの一つでもあり、これまでファルコでも数名お世話になってきたチームです。そういう繋がりもあって、今回のトレーニングマッチも快く快諾をしてくださった事に感謝したいと思います。
子供達が良い刺激を得る為にこの時間を用意している訳で、当然相手はカテゴリーが上だし、レベルも相当上なので対等とか、負けないとか、そういう余計な事すら考える必要もないのです。何が通用するか?何で戦っていくか?を試す機会だと位置づけしていたし、その話もしたのですが・・・まだまだ『学び下手』だと痛感しました。
やっぱり内弁慶だという事。
昨日のエリート塾の時にも3年生には話をしたけど、一人一人が持っている空気が良くないから人というものが惹かれない事。自分の殻、自分の基準でしか考えられないから『こんなにがんばっているのに・・・』って気を持つ。一歩外に出ればあなたのその基準は全く通用しないという事に気付かないなら気付いてもらう設定を与えるしかないという事。
それでも今日は試合の前にトレーニングをする際に、『正直この意味を理解していない子は?』という質問に6名が名乗り出た。『分からない』をそのままにしない事で出来る事が増える。その6名の意味を理解してからのトレーニングの質は間違いなく上がったし、価値が出た。
それなのに、相変わらず分かっていない(分かっているつもりのだけ)子がその事を隠して曖昧にするから、結局ボールを簡単に失い、簡単に奪われる。
分かったフリをするな!!という事を最初に伝え、今日は自分からアクションを起こして一つでも学びを取り入れて帰れるように、という事を言いました。
試合はA戦から開始しましたが、序盤は相手の速いパス回しに追いかける形をしてしまう事で、全てが後手になり精神的に下がっていた。個人の良さも出さないし、出せない。そんな状況が続いたけれど、数人は武器を確実に出しながらチャンスを演出出来る場面もあった。それでもチーム全体の士気が上がらないし、上げようとする選手がいない事で空気は重たくしんどいものでした。まだ学ぼうとする本気の気持ちがないって事ですね。
そこから今度はB戦のメンバーでさせていただいたのですが、こちらは全く意思表示がない状態で、もはや相手の練習にすらならないような状況。
我慢も、粘りも、踏ん張りも、何も出せず、何も出そうともしない選手達でした。
こちらのメンバーはとかく『負け犬癖』が強いから『どうせ俺は・・・』って気持ちが常に見える。意地でもやってやる!じゃなく、『どうせ出来へんし・・・』になる。通用するとか試すとか、そんな事の以前に己の心と向き合う事から始めないと試合をするとかの前に、何をやっても得るものがないという状態。
あ〜・・・楽しさって自分で生み出すもんなのに。
でも、その楽しさは自分の思う通りに出来るって事以外ないのに。
結局は技術を上げていくしか方法はないのに、一つ一つ目先に出てくる『小石』につまづいては落ち込んで、の繰り返し。なかなか心が前に進まないね。
何を得られたか?は各自に聞くしか方法はないだろうけど、こちらとしては環境は十分に与えているよ、って事。
うまくない、という自覚までは出来ても『だから学ぼう』という気にはならない。次への思考に繋げないからずっと停滞している。機嫌が良い時だけがんばるという構図になる。
君のテンションを待っている場合じゃないんだよ。
チームの目標は明確で分かりやすいものがある。それに比べて個々は曖昧で大体だから何も実現しない。明確にした目標にはいつか到達出来るが、曖昧なものは出来る事も、出来ていない事も自覚出来ない。
さぁ、夏はもう始まっているんだぞ!いつまで甘えているんだい?出来ない自分だと認めるならば、出来る自分になる為の努力を誰よりもしなさい!!それが『有言実行=本物の男』だ!!応援はする!!!がんばろう!!
会場の準備、対戦をしてくださった作陽高校さん、本当にありがとうございました(礼)