行動経済学と老前整理 ②
今日も34度の大阪ですが、今までに比べると楽です。これは比較の問題で、基準をどこに置くかによって感じ方が違うという例です。
今日は行動経済学と老前整理 第2回です。
ここでまず素朴な疑問の解決から。
まず今までの「経済学」と「行動経済学」はどう違うのか。
経済学では「人間は必ず合理的な経済行動をするもの」という前提がありました。
正直なところ、経済学のけの字にも縁のなかった私にはまずこのことが、驚きでした。
なぜなら私の日ごろの行動は、不合理、非合理の連続だからです。(笑わないように)
私事はさておき、行動経済学は「従来の経済学では説明しきれない人間の経済行動を人間の心理という観点から解明しようとするもの」です。
そこで昨日ちらっと書いた「プロスペクト理論」の話。(プロスペクトは期待、予想、見通しなどの意味)
この理論は様々な行動経済学の考え方の基盤となっています。
プロスペクト理論は「価値関数」と「確率荷重関数」という2つの考え方により構成されています。関数の話にはグラフを用いますが、ここでは簡単にまとめると、「不確実な状況において、人はどのような予測を立てて行動するか」を説明した理論です。
私の説明ではさっぱりわからないけれど、なんだか面白そう! と思った方にお奨めの本。行動経済学まんがです。佐藤雅彦+菅俊一 画 高橋英明 『ヘンテコノミクス』
マガジンハウス
今日はここまで。
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