平成30年8月20日(月)13時30分〜15時
日本史で明治維新150年を考えるセミナーがありました。
150年前の1868年の元旦に神戸港(写真)が開港され、
また1月3日から戊辰戦争が始まり、同年9月に「明治」と
改元されました。
そして1年半の内乱の末に近代日本がスタートしました。
今年は明治維新から150年という節目の年になります。
さて日本にとって明治維新とは・・・・・
日本史を振り返りますと、まず古墳時代は各地方の豪族が力によって民を統治していましたが、中国において隋が全国を統一し、文章化によるルール(律令)で政治を始めますと、日本でもこれを参考にしようと聖徳太子によって17条の憲法等が制定され律令政治を試みます。
しかし奈良平安時代には藤原氏が天皇家と血縁関係を結び、私的な力を得て摂関政治を始めました。
その後、平安後期(平氏)、鎌倉(源氏)、室町(足利)、安土桃山(信長〜秀吉)時代は軍事力により、これまた力によって政治を行っていきます。
その軍事力によって最終的に力を得た徳川家は、私的な幕府によって全国を統治しますが、やがて西洋から文化・文明が入ってくるようになりますと、公的な法による全国一元的政治が望ましいという気運が生じます。
そして明治時代に入り、中国型の古代律令制ではなく西洋近代風の憲法制へと傾斜していきました。