貿易自由化の効果

日 時 平成30年8月25分(土)14時〜15時30分
 国際貿易についてのセミナーがありました。
 そもそも貿易は良いことなのでしょうか、それとも悪いこと
なのでしょうか。
 基本的には自給自足経済に比べて、各国間の自由貿易
は各国の経済がともに改善されますし、たとえば我が国で
は国内で採れない石油等も入手出来るメリットがあります。
 また貿易による代表的な利益には、消費拡大によるもの
競争促進効果によるもの、効率性改善によるもの等々があると言えます。
 ただ問題点としましては、各国によって賃金格差があるということや貿易によって失業者が増えるということもあります。
 すなわち自国と外国とも相手国よりも生産効率の高い産業の生産が拡大し、相対的に生産効率の低い産業が縮小され、世界全体として生産の効率性が改善されるということになります。
 したがって生産性の高い企業では輸出が拡大し、雇用も拡大します。
 輸出のできない企業の場合は、国内市場だけに供給するので生産・雇用はあまり伸びず、ともすれば減少することにもなります。
 また生産性の低い企業は当然ながら市場から撤退を余儀なくされます。(失業者増)
 日本の成功例は、半導体・VTR・ロボット・ゲーム・自動車等々があるとのことでした。