9月14日(金)。
八尾から貸切バスに乗って、
京都市右京区にある
【臨済宗 妙心寺派 大本山 妙心寺】
https://www.myoshinji.or.jp/ に行きました。
私が地元八尾で入っています
八尾商工会議所青年部(YEG)主催の
例会事業として数時間だけですが、
禅修行を通して、人としてまた経営者として
磨きをかけようという主旨の事業です。
私は普段、京都並びに京都仏教
(京都に都が移った後出来た、京都に総本山がある仏教)
にはあまりご縁が無いのですが、
普段頻繁にお参りする神社仏閣との
「比較対象」として、ちょくちょくと
ご縁ある場所に行かせて頂いております(^人^)♪
妙心寺はさすが「日本最大の禅寺」と
称されているだけあり、とにかくスケールが大きい!
幾多の苦難の歴史の中でも、
時の権力者そして民衆の願いを叶え、
救って来られただけあり、
洗練されまくりの美しいお寺でした(*^^*)♪
まずは法話「仕事に活かす禅の智慧」を40分程、
拝聴いたしました。
聖徳太子の「十七条憲法」の2つ目に
「あつく三宝(仏教)を信奉しなさい。
3つの宝とは仏・法理・僧侶のことである」
というものがあり、
その「仏・法・僧(ぶっぽうそう)の教え」を
分かりやすく教えてくださいました。
仏:教える人(例:お釈迦様)
法:教えること(例:お釈迦様のお言葉、お経)
僧:(仏から)教わる人(例:仏や法に帰依する修行者)
というのが直接的な意味です。
四国遍路行においても、
観音様が祀られているお寺では
「延命十句観音経」を読む時がありますが、
その中に「仏法僧縁 常楽我浄」という文言があり、
その意味は
「仏と法と僧との縁(つながり)があれば、常に人は幸せである」
という意味なんだそうです。
なるほど〜(^0^)☆
この仏・法・僧を日常生活に当てはめてみますと、
例えば・・・
仏:親、経営者、学校の先生
法:しつけ、経営理念や会社業務全般、学校の教科
僧:子ども、従業員、生徒
という感じです。
この仏法僧が縁という、
一本のつながりでちゃんと繋がっている状態では、
物事・人間関係・・・
全てがスムーズに行っている
状態ということになります。
法話の最後の部分で、その講師のお坊さんは、
年老いた自分の父親と自分との関係を例に、
「仏」と「僧」は、
その時々や役割に応じて臨機応変に
変化するということを教えて下さいました。
自分が老いた父より住職の座を継承し、
自分が住職になった後は、
自分が「仏」となり、父親が「僧」の役になる。
また老いた父は肉体的能力が低下し
介護が必要となり「僧」となり、
自分が介護者として「仏」の役となったりもする。
逆に、普段は自分が「仏」で自分の子ども(小学生)が
「僧」であるけれど、自分の子どもから学ぶ、
自分のしつけ・習慣の至らなさを、
子どもが「仏」の役となり、
自分が「僧」の役となって教わることもある。
そんなことで、
「仏の時もあれば、僧の時もある」という人生、
教えたり教わったりする
謙虚さ・その素直さの必要性を
分かりやすく教えて下さいました。
その後、座禅体験ということで、
たったの15分間でしたが、
人生初の座禅体験をさせていただきました。
ほんと私って、ひたすらじーっとする修行が
大が何個もつく程の、
苦手な修行項目なんですよね〜(^^;)。
滝行も、滝のところでじーっとしてるのが嫌で、
これら両方、この八尾商工会議所青年部の
体験例会でさせて頂き、やっぱり自分には、
ひたすらじーっとする修行は
向いていないと悟りました(笑)!!!!!
ということで、今後も四国遍路をはじめとする、
ひたすら動き回る修行アプローチにより、
悟りというものを目指して参る所存で
ゴザイマス〜っ(>0<)♪
次は、写経体験。
禅宗でも般若心経を写経するのだと改めて分かりました。
この他にも、希望の時間によって
いろんな言葉を写経出来るシステムになっているそうです。
個人的に写経時間が足らず、
続きは帰宅後書き上げました。
また後日、妙心寺さんに
奉納しに行きたいなと思います(^^)♪
最後に、妙心寺法堂にある「天井画 雲龍図」
(狩野探幽 筆 https://icotto.jp/presses/4160)と
日本最古の吊り鐘を観させて頂きました。
とにかく圧巻。。。ものすごい荘厳さがありました。
この妙心寺さんもそうですが、
京都の有名なお寺って、
とにかく民衆にとても近く、敷居が低い。。。
「とにかくお気軽に来て下さい〜」って町中にどんっ!
とあったりします。浄土真宗のお寺もそうですよね。
座禅をさせて頂いたところに、
「おかげさま」と大きく書かれた
年季のあるお賽銭箱があり、
それがとてもステキで・・・
また仏の教えを分かりやすく表現したものであり、
京都仏教や禅宗のなるべくシンプルに、
仏の教えという名の【宇宙】を
具現化しようとされている・・・と、
深い感銘を受けました。
個人的な現世利益並びにパワースポットや
ヒーリング(癒やし)を求める、
若い女性やお年寄り、観光客などには
京都の観光寺院はそれらのニーズに柔軟に対応し、
その願いを叶え続けており、
大変素晴らしいと感じました(ー人ー)☆