運動会も週末に控えた中、6年生はその準備に大忙しのようです。

なので、いつもより集合が遅れたのですがそれでも元気いっぱいの顔でがんばろうとしてくれました!!そんな6年生がちょっと遅かった分もあって、コーチも今日はいつもより遅くなって、準備をやろうとしていると・・・

何も言わなくても5年生の凛太郎くん、蒼一くんがパッと準備を手伝ってくれました。気の回りというのは視野にも繋がっています。どこが見えているのか?何が見えているのか?それによって行動も違ってくるものです。

みんなうまくなりたい!と思うし、言います。

でもサッカーがうまくなるという事を本気で考えた事や本気でコーチと選手が対話した事ってほとんどないと思います。いつもコーチの言ってる事だけ聞いていればいい、それでいい、と思っているかも知れません。ですが、そうではなく自分の頭でもっと考えないといけないのです。自分のうまくなりたい形、なりたい選手に違いがあるのにみんなが同じ事を同じようにやって良いはずがないのです。

自分だけの形、人との違いがハッキリ見える、ハッキリ分かる。それを『武器・個性』だと自分で認められるように出来るといいですね。

昼間にはある小学校にも顔を出して色々子供の様子等も観ながらやっぱり痛感するのは、『横一線』が『誉められる』環境にあるという事です。もちろん運動会などのイベントに身勝手を持ち込んではいけないのですが、みんなが同じ事を同じように、同じタイミングでやる事が『演技』となり、それが基準で何事もそのように・・・と知らず知らずに大人が求めているような気がします。

そうではなく『個性』という部分が本当に自分自身で自覚出来るようにならないとチャレンジだったり、努力だったりを、本当の自分の意思でやらなくなると思うのです。それを言うのは中学生を観ているからです。小学生よりも上の中学生を普段観ていると、今出来ない事が小学校の時にもやっていないという事がほとんどだからです。そういう部分を気付かせる、分かってもらう、改善する、という事が出来る時間がどこにもないような気がするのです・・・。

ここで全てを与えられえているとは思いませんが、ちょっとのきっかけにでもなれば、と思いながら言葉を伝えています。

コーチの押し付けではなく、何故やらないといけないのか?やるべきなのか?自分がどうしたいのか?などです。常に子供の意思が先決であるという事。やりたいくないならやらなくて良い、という考え方。やりたくもないのに無理にやらせる事を『美学』と勘違いする大人がまだまだ多いようですが、そうではなく子供の意思が最優先される事がまずは第一であるべきだと考えます。そういう意味でも『君はどうなりたい?』をよく練習中に質問しますが、『僕は、私は、こうなりたいです!』を口に出さなくても考える、イメージする、という事が大事になってくると思います。

サッカーの良い所は『自由度が高いスポーツ=考える要素が多いスポーツ』である事です。

みんなが言う『うまくなりたい』の言葉の裏はほとんどが『うまいと言われる派手な事が出来るようになりたい』です。日本人は特にそれが多いようです。。。地道な事、当たり前の事がコツコツ出来るようになりたい・・・にはならない。でも、うまくなるという事のほとんどは本来そういう事なのです。自分の事に気付き、特性を知り、それを仲間という存在の中でどうやって発揮出来るか?を早く見つけた子が『うまい』と呼ばれる人になるのです。自分の事しかやっていない、それしか出来ない子は周りから評価される事はありません。チームスポーツだからこそ学べる良さをどうか早く気付いてほしいと思います。運動会も、学校も、クラスも、全てが繋がっている事なんです!!

サッカーをやれる中で、良いものをどんどん獲得していきましょうね♪