上原裕之さんの幼稚園から返ってきた娘が、家に帰ってきてしばらくしても帽子を脱ぐと蒸れていてかゆがり、頭の皮がむけて痛がったそうです。そこから活動が始まったそうです。
その時は家の建材からでる化学物質からアレルギーも発症されていたので、新築建材のホルムアルデヒドの濃度が木材の腐敗をさせない高い基準値で流通して家に使われているのを、人が暮らす家らしく低い規制値にと大阪市と組んで調査をされ、国に掛け合って規制を作る事に成功したそうです。
そして、良い建材の必要と、安定した室温が必要だと、昔ながらの家だと、室温づくりには配慮されていなくて、家にいて室温が暑くなりすぎたり、離れたところでは涼しすぎたり寒かったりと、同じ家にいても室温が違うことで健康に大きくかかわることに気付かれたそうです。
娘の頭が蒸れて剥けることを医者仲間に話したら、イギリスでは昔から21℃くらいにと意識を持って調整していること。ドイツでは低すぎる住環境だと國から指導が入ることを聞いて、「じゃあ、どうすれば」と活動されて、家の構造を室温安定できる構造にとたどり着かれたそうです。
まず、自分の住む住居の欠点、優良点を見直して、今住む人の健康とどうかかわるのかと健康を守るためにどうすればよいのか考えて欲しい。と思います。
「この家は寒いのが普通で代々暮らして来たから、おかしいところなどない」など
代々遺伝かのように病気を起こしていた原因がその寒さだと理解すれば、その対策を取ることができ、健康に暮らしていける。
ふろに入るのに暖かい部屋から寒い廊下や更衣室にでたとき、寒い場所から熱い湯に入る時、異変を起こすのがヒートショックです。 工夫が必要ですよね。
病人が病院にいる時は室温が一定にされているけれど、良くなって家に帰ってきたら寒さ暑さの変化の大きさがあり、そのためにまた体調が悪くなって入院することがある。 室温安定が必要ですよね。
「仕方がない」「こんなもの」と流してしまわずに自分の住む環境を温かく暮らしやすい環境にしようとする意識を持てば、健康的にも、省エネ的にも暮らしやすくできると思います。
赤ちゃんを育てる人にとっては、赤ちゃんは寒かったら動かない、寒すぎたらしもやけなど起こす、温かかったらよく動く、暑かったらあせもや湿疹を起こす、もっと暑かったら熱中症を起こし動かなくなる。
高齢者は暑さ、寒さを感じなくなるので、今年、家にいて熱中症に大勢の方が発症されました。
ならば、空調機をかけろというが、お金がかかるし、もし結露やカビにて空気が汚染されていると病気になってしまう。
掃除をまめにしろというが部屋の隅や、空調の配管をそうじする時間もない。
ビル全体なら水道配管、空調配管など一人ではできない。
ではそれをどうすればよいのか、家族が出来る身の回りの小さなことだけでなく、家族を包む住居や目に付かない住環境を支えている所にも目を向けて欲しい。
気が付かないところで病気の元を作っているのかもしれません。
小さく、たくさん。無駄にお金を使っているかもしれません。
室温安定を気にかけることで、健康を維持する意識を改めて持ってほしい。
先生たちが、
国と検証調査している、スマートウエルネス工法が一つの案としてあります。
助成があるので、今すぐに家の断熱、断冷を考えて、建て替えやリハウスを考えている人には朗報ですが、
逐一温度や状態など報告することが条件として付いて来ます。
川西市の住宅政策課に助成の案内をして頂けるようにお願いしました。
助成の期間は短いので問合せしてください。