今日は午後から中町北小学校さんでのオープンスクールの中の一コマとして6年生の体育授業をさせていただく事になりました!
授業は午後からだったのですが、それまでに色々な先生方との話だったり学校の様子を観る為にも午前中から学校に行かせてもらいました。
自分がいつも気にして観ているのは、『職員室での大人と大人の空気』『先生(大人)と生徒の空気』『子供同士の空気』です。出来るだけありのままを見たいので自然な状態の所を観察させてもらっています。
思う事は多々ありますが、細かくはもちろん個人の見解だし書いたりはしません。
でも、職員室で自分が小学生の時にお世話になっていた先生に話を聞かせてもらえる時間があり『今と昔って変わりましたか?』と質問すると、即答で『そら変わったわ〜。君等が子供の時はもっとこっち(先生のほう)を向いてくれていたな〜・・・』としみじみ話をしてくださいました。
昔のほうが良かったとかそういう事ではなく、今が色々やりにくくなっているのは事実のようです。色々便利にはなっているのですが、外見よりも中身のほうが大事なんだって事を思うけれど、実際に出来ているかどうか、の所まで目を向けると出来ない、余裕がない、という大人が多いように思います。
子供同士の関係性を見ても色々感じるものがあった。
授業前に、『ねぇ?このクラスは男女仲は良いかな?』と聞くと、
『まぁ普通やな〜。。。』という返事。その返事を受けてクラスの様子を見るとピシャリと男女分かれていましたね(笑) あれ?普通ってどういう状態なんだろう???と。
これはここに限らず他の場所でも思う事なんですが、最近の子供達の『普通』って『最悪の状態ではない』事を普通と思ってしまっている所があるような気がします。例えばこのクラスの状態にしても、男女が顔も合わさない、お互いに無視をする、などの直接的な何かが起きない状態であれば『普通』だと思っているんだと・・・。
だから、変わってきたのは子供ではなく大人ではなく、『価値観』なのかな?と思う一日でした。
誰が?何を?大切にしているか?が随分変わってきたような気がします。それは指導の現場でも同じ事が言えるだろうし、自分が変わってきた要因の一つだと思います。大人が教育であれ、指導であれ、子供に関わる所では『子供の為』と思っているはず!その思いがいつの間にか『自分の感情』が越えてしまっている事がよくある。昔は情報が今みたいに溢れていなかったから先生を、周りの大人を信じるしか方法がなかった事もあるだろう。それが今は情報があちこちで流れるから正しいものが何なのか?って事が分かる時代。
でもね、人が育つって事は全てが正論ばかりではいけないんだ・・・という事を最近強く感じる事です。子供の気持ちに寄り添う事や気持ちを高めてあげたい時などは正論では通用しない時ってあるんです。本当に奥が深いと感じる毎日。。。
そういう中で今日のような機会を与えてもらえる事は自分にとって本当にありがたい事です。自分を知らない子供と関わる事で、自分が通用するかどうか?が本当に分かる。まだまだ未熟な自分だと気付きながらも、ハッキリと通用すると分かった所もあった。こうやって経験をたくさんしながら成長していけたら良いと思います!
晴天の中、6年生達は一生懸命にがんばってくれました♪これからもクラスみんなが仲良くがんばれる事を陰ながら応援しています!中町北小学校さん、講師として声を掛けていただきありがとうございました(礼)