こんにちは。
実りの秋、紅葉も始まっていますが
イベントが多い秋でもありますね。
皆さま お忙しいのではと 思います。
先日 歴史関連の講座を受講させていただいて
「先祖代々」とは? を考える機会になりました。
家で考えてみると、先祖代々 何かありますか?
家訓や 家業もあるでしょうし、
家そのもや 土地、家宝も あるかもしれません。
何十代ではなくても
祖母から母へ 母から子へ 3代受け継ぐ・・ということもあります。
一体、わたし達は、何を大切に思って 何を家族、後世に伝えようと
しているでしょう?
家族の考え方や価値観は、背中から伝わることも あるでしょう。
私の亡き父が弟(長男)に教えた事で 良かったことは
お墓を いつも綺麗に大事にする感謝の気持ちでした。
長男は、今も毎月 お墓に行ってくれています。
祖父も そうしていたのではないかと 私は感じます。
それを少し広げてみると
地域の中で あなたが後世に伝えたいこと、何でしょう?
になります。
あるいは、日本人として あなたが後世に伝えたいこと、何でしょう?
何を選んでいるか どう行動しているかで 自分を知ることが出来ます。
先日の講座で、興味深い話しを聞きました。
江戸時代頃、真田家に仕えた忍びの家系の末裔、若い男性でした。
こどもの頃は、おばあ様に、忍びとしての基本姿勢を
たたきこまれたそうです。
そんきょ(膝を折り立てて腰を落とした立膝をついた座法)の姿勢は、
1時間はできないとだめ。
お辞儀の仕方は、手をついてもつきすぎず、 頭は下げてもさげすぎず
いつでも 敵が来た時に
瞬時に動ける動作を 教えられたそうです。
一瞬で、寝ている姿勢から 立つ身のこなしの動きは
目を見張る シャープな早さでした。
また、先祖代々の忍術の資料や用具も 継承されているそうです。
また、「真田様(末裔の方)にここでお目にかかれる光栄を存じます。」
と、まるで今も真田家に使えているかのような
気持ちの言葉を使ったことも 驚きでした。
おばあ様から 伝えられたのでしょう。
伝えたことは、確実に次世代の人の中に残り、伝えなかったことは消えていく。
あたり前のことですが だとしたら
あなたが後世に伝えたいこと、何でしょう?・・の問いに戻ります。
江戸小噺は、今この時代から あと約10年、特に広がって次世代に残せると
心の癒しと明るい気持ちが回復して
話すほど みなさんもっと元気になれるな〜と思って広げています。
素直な気持ちで一緒に笑える 笑いの機会が 今の10倍増くらい増えることを願います。
ご縁あって始めたのが、ラジオ放送です。
ホンマルラジオ 第11回がリリースされました。
言葉あそびアーティストおのみんさん、応援には 智華さんと蟻好さんも加わって
小噺+楽しい「回文」ワールドを広げます。
しんぶんし とまと のように
上下どちらから読んでも、同じ言葉(文)になるのが、回文。
面白い回文紹介 回文を小噺にすると・・
回文を作るコツ・・・ あるんです!
もちろん 小噺もあります。1度ぜひ お聞きください。
ホンマルラジオ 第11回 こちらです。
http://honmaru-radio.com/takano_mayumi0011/
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では、きょうも 小噺いきましょう〜♪
【鼠小僧】
役人「御用御用、これ町人、ただいまここへ鼠小僧という怪盗が来たはず、
どこへ行ったか知らぬか」
「ハイ、ただいま宙を飛んで、あちらへ逃げました」
※ねずみの「チュー」と宙をかけています。ねずみつながりで もう1つ。
【小さい声】
二十日ねずみを愛玩することが流行した。
子供ちいさな声で 母親にねだる。
「ねずみを買ってくんなよ」
「なにも、そんなこと、ちいさい声でいうことはあるまい」
「でも、あすこに猫のミーがおります」
※生き物を愛でていた江戸庶民でしから、生き物が出てくる小噺は
とても沢山あります。
【カニ】
弁慶がに、酒屋へ来て、
「オイ、1本つけてくれ」
酒屋「これはご機嫌ですね、そのように赤くなる迄は、
どのくらい御飲みになりました」
かに「ばかいえ、俺らは生まれてこのかた赤いだ、酒をのんで赤いのとは違うわ」
といって、出てきた酒をのんで酔うと
真っ白に成った。
【碁犬】
「ととさんや、あすこの角で犬が碁を打っているよ」
「ばかな事をいうのではない、犬が碁を打ってたまるかい」
「でも今、白と黒とが取っ組み合ってさ、四角な台の上に飛び上がったもの」
以上、出典は
いろはに お江戸小咄づくし 宮尾しげを著 文元社発行 明日香出版社
お後がよろしいようで・・・
冷えてきましたね。身体を温めながら 日常に笑いも加えてお過ごし下さい。
そよ風