日 時 平成30年11月30日(金)13時30分〜15時30分
近代オリンピックに重要な影響を与えた標記の二人のお話し
がありました。
19世紀のフランスは革命等で政治体制が激変し、戦争では
プロセインに敗北していますが、この祖国を教育やスポーツで
改革したいと考えたのがクーベルタン男爵でした。
彼はイギリス等を視察し、スポーツの持つ「国際性」「平和」に
注目して、近代オリンピックの実現に奔走します。
結局 彼は初代IOC事務局長、第2代IOC会長を務め、五輪マークも発表いたしました。
一方 嘉納治五郎は「灘の生一本」で知られる灘の酒造家に
生まれ、成長して東京大学に入学します。
彼はかなり小柄(体重:49㎏)であり、非力だったこともあって
体を強くしたいため「柔術」を学び、大学を卒業後「講道館」(柔
道を創始)を創設いたしました。
彼は国際交流にも熱心で、その世界観に当時のIOC会長であ
ったクーベルタンが目をつけ、IOC委員就任を要請した由。
彼は日本人としてアジア初のIOC委員になりました。