朝から仕事で奈良へ行って来ました。奈良は大阪より寒いです。
山の方には真っ白な霧がかかっていました。
先ほど大阪へ戻りましたが、大阪も雨でした。
昨日の続きの[エッシャー展]2です。
私がエッシャーの作品を見たのは二十歳の学生の頃ですから、どれほど昔のことか…縄文時代まではいかない。
その頃のエッシャー展で見た作品の多くは、今回、錯視(Optical Illusions)というテーマで飾られています。
今回の展示でも、人が多かったのはこのコーナーでした。
チラシの裏。
これらのエッシャーの絵で、学生時代の私は、視点や物の見方について考えるきっかけになりました。
そしてオプティカルアート(Optical Art)=錯視や視覚の原理を利用した絵画、彫刻の一様式。通称オプ・アートに興味を持ちました。代表的な作家はヴァザルリです。もちろんコンピューターのない時代の作品です。→
錯視プラス色使いにも惹かれました。
私がこのように視覚と、ものの見え方、見せ方、錯覚などに興味を持ったきっかけが、エッシャーでした。
今回の展示で、改めてエッシャーを見て、私が思っている以上にスゴイ作家だったのだなと思いました。
またイスラエル博物館所蔵の錯視以前の作品がたくさん出品されているのが見どころ大で、それらの作品をたどると、錯視に至る経過が面白かった。
おまけになりますが、私も以前、遊びで紙を使った作品を作っていたことがあります。
技術はいらず、紙を切って貼るだけ。(いかに暇だったか!)
このような役に立たないことをあれこれしてきたわけですが、昨年10月ごろにこのブログで書いた…行動経済学の本を読んだ時に、錯視の話が出てきたとき…私のしてきたことも無駄ではなかったと思ったわけです。
人生に無駄はないと申しますが、年を重ねて、そうだったのかとわかることもあるのだなと思います。