日 時 2019年1月26日(土)14時〜16時
江戸時代の作家・上田秋成の人生やその作品についてお伺い
する機会を得ました。
彼は1734年に大阪で誕生し、1737年に上田茂助の養子と
なっています。
その翌年には天然痘にかかり、生死をさまよいますが、なんと
か一命をとりとめ、代表作「雨月物語」を1768年に脱稿してい
ます。
青年時代は「浮浪子(のらもの)」的生活を送り、その後医学を修め、国学も学びました。
また奥さんは瑚璉尼といい、京都生まれの人で、21才で27才
の秋成と結婚し、彼を献身的に支えました。
そして師や友人としましては、小沢蘆庵・高橋道八・眼科医
谷川家等々がいて、手紙のやり取りなどもしております。
彼の代表作品は前述の「雨月物語」(1768)や「春雨物語」
(1808)でしょうか。
「雨月物語」は”菊花の約”など9篇から成っており、「春雨
物語」は”血のかたびら”など10篇から成っている由です。