今日はお昼に毎週恒例になっている芳田こども園さんでのサッカー教室♪

子供達って出会う度に仲良くなれてしまう特徴があり、行けば行くほどに友達として迎え入れてくれます(笑) 多分『コーチ』というのは『教えてくれる人』という形ではなく、『コーチという名前のお友達』という認識なんでしょうね(笑) とは言え自分もどれだけ柔らかく子供達に入っていけるか?はテーマでもあるので、それがこの数回の訪問でそこまで出来るようになってきたのは良い成果だと考えています!

あちこちでインフルエンザが流行っている中で全員集合!という事で、楽しみにしてくれている事を本当にうれしく思います♪

色々あってちょうどいい!!

キッズをさせてもらう時に大事にしている事です。みんなが同じテンポで同じように、はまずありえないし、それよりも探っていて面白いのは『僕に、私に、注目をしてください』の戦い、駆け引きがものすごく熾烈だという事です(笑) 出来るだけ全員に話掛けたいし、聞きたい。でも、性格もあるから全員が話してほしい訳でもないだろうし、恥ずかしい子だっている。そういうのを見極めていけるかどうか?!が本当に大事です。

イタズラをして注意を引くタイプ。優等生に振舞って注目してもらうタイプ。イジけて、拗ねて構ってもらうタイプなど様々。そこに男女の違いもあるから本当にバラバラなんです!

そこを自分なりに理解し、関わっていく事が大事だと思います。

観てほしい子には観るし、構ってほしい子に構う。ちょっかい出して相手してほしい子にはそうするし、まずは子供側の『ニーズ』に寄り添っていく。その上で、『こっちの事も少し聞いてもらえますか?』の距離感を詰める事で対話が成り立っていく。こちら本位で話掛けていってもなかなか入らないので、子供の様子、子供の状態を知ってからいかないといけない難しさをキッズでは感じます!

今日は子供のグループ(班)ごとに好きなルールを決めてシュート練習をするようにやりました。アイデアを出し合ったり、話をしたりする中でスムーズにいグループもあればやっぱり主張がぶつかってうまくいかない所もあります。それが出た一つのグループの子が『コーチ・・・○○くんが嫌や言うてあっちに行ってしもた・・・』と残念そうに報告に来た女の子。

『そうなんだね!何かが嫌だったんだろうね。でも、みんなは嫌がらせる為にやろうとしたんじゃないんだよね?だったらそのまま様子を観てみようよ!』と諭しました。

そうすると、楽しそうにしているみんなの様子を観て離れていた男の子が段々近くに来て、しれ〜〜〜っと混ざっていました(笑) 楽しそうにしている様子を観てから、

『ねぇねぇ!何が嫌だったの?』とその子に聞くと、

『順番を抜かされた・・・・』との事。

結局、ルールや設定ではない部分だったんですね!それでも譲れない思いがあったのは事実だから、

『そうだったんだね!そしたらそれをまたみんなと話して、自分が嫌だった事をきちんと理由を付けて話したらいいんだよ!僕は順番を抜かされたのが嫌なんだ、ってね!』と言うと、

『分かった!』とグループに説明しに行きました。

その後に、報告に来てくれた女の子に、

『決めたルールが嫌じゃなかったんだね!でも、こうやってお互い分かるとまた楽しく出来るね!報告に来てくれてありがとう!次は一緒にお話して楽しくやれるといいね!』と話しました。

5歳児でも十分に伝わる話でした。子供達はこうやって少しずつ成長していくし、そうさせられた事で自分も成長出来る。大人が解決させる世界ではなく、子供同士で色々発見したり、ぶつかったり、解決していける事が何よりも大切!今日はそういう素敵な時間にご一緒させてもらって温かい気持ちをいただきました♪

また来週も色々な発見をさせてもらいたいです♪芳田こども園さん、本日もありがとうございました(礼)