今日は朝から多可町子育てふれあいセンターさんが主催されている『親子教室』の一環で、運動遊びというジャンルを今回される時に一度やってもらえませんか?と声が掛かったのが年末でした。
自分としては全く未知の領域だったので最初はどうやろうか?うまくやれるかな???と不安が先行していたのですが、合間にその為の準備として色々赤ちゃんの脳科学だったり、仕組みみたいな事を勉強したり、池上さんにも相談に乗っていただいたりして『自然の状態を作る』事でいいんだ、という結論に至ったのです。こちらが用意して何かをやってもらう、じゃなくてごくごく自然な状態(親と子の関係)のまま遊んでもらう事をやろうと考えました。
子育てにおいて一番難しい年代でもあるし、一番大切な年代でもあるこの時期(0歳〜3歳)。言葉はもちろんうまく話せないけれど、大切な感覚などを習得するのに最も大事であり、この時の親子関係、夫婦関係が子供の人生の大きなウエイトを占める事もよく分かりました。
それだけに自分としては『この一回のイベントを盛り上げる』事を目的にするのではなく、『今日以外の364日の関わり方のヒントになれば良い』という意味合いを込めてさせていただきました。一回を盛り上げるとそれはほとんどの場合『盛り上げた自分自身の成果』で終わってしまう・・・。実際やる側としたらそれのほうが気持ち良いかも知れないけれど、自分にとって今回の企画の主役は間違いなく『参加者の親子』ですから、自分が主役にならないように、そこは一番心配りをしました。
最初に30分程度お話をしました!
それは親御さんに対しての話で、こういう事に気を付けてください、みたいな事を伝えました。その上で、話の最後には『今日は大人が発見をする日にしてください!』と言いました。人間の脳が一番記憶に残る感情が発見だそうです。与えられた事やうれしかった事よりも、何かを発見した、という記憶が一番強烈に残るそうです。また子供を見守る際に、『危なくないかな?大丈夫かな?』と不安の目になると『それはダメ、あれはダメ』になってしまう。。。そうじゃなくて『何が出来るのかな?どうしようとするのかな?』という発見しようとする目で観ると『おっ!!すごいね〜〜!!!』というものが見えてくる。今日は一緒にそういう時間を過ごしましょう♪と話をしました。
だから、遊びの設定はほとんど作りませんでした!
子供に寄り添ってもらい、一緒に楽しむ事がベスト!!何をやるか?じゃなく、親子が一緒に楽しい時間を共有するだけで最高の子育てをしているのです。
1時間以上遊んでもらったのですが、時間が短く感じる程、親子で上手に楽しんでくれていました♪道具を色々用意する際に親御さんに注意をしたのは、『大人が知っている使い方を示さないでくださいね!』と言いました。子供の発想、アイデアにお付き合いしてください、とお願いをしました。
すると、大人を喜ばせてくれる画期的な遊び方法が色々出ましたよね!フラフープが電車?(笑) サッカーゴールがお家?(笑) コーンが帽子?(笑) マーカーコーンがコーン立て?(笑) マットは自分の体をハンバーガーにする為の物?(笑)
いっぱい出てきましたし、その時のやっている子供の表情が見えましたか???その表情こそが一緒に居られたお母さんの表情なんですよ♪
小さいなりに空気を読む、感じる力に長けている子供達は、安心してくれている親御さんの前では夢中になる事が出来るけれど、心配したり、眉間にしわが寄っている大人の前では空気を読んだり、この年齢でも失敗を恐れたりするものです。。。
今日はそういうのが一切なく、みんながそれぞれの遊びを全力でしてくれていましたね!何かに夢中になっていて、その遊びに付き合おうとした瞬間『や〜めた』ってあっさり(笑) どんどん次の興味に引っ張られながら友達を誘ったり、一緒に遊んだり、一人の空間を楽しんだり・・・本来あるべき子供の姿がそのまま見れました!そして、そこに『寄り添う大人』の姿も同時に見れました♪それが何より最高の空間だったと思います。
自分は親子の笑顔を誉めるだけでした♪『お母さん良い表情ですね!子供が安心していますよ!』とかそういう事だけを言う役目でした。それ以外はほぼ何もしていません(笑)
この初めてのチャレンジをさせてもらえた繋がりにも感謝だし、それによって子供という存在や大人の関わり方を改めて勉強させてもらえました。毎日自分の中でも『発見』はテーマにあるし、これからもそう過ごせる毎日にしたいです!
今回、準備から色々と尽力いただき、この場を用意してくださった多可町子育てふれあいセンターの方々、参加してくださった親子の方々、本当に良い時間をありがとうございました(礼) みんな違って、みんな良い!!その言葉を本心から噛み締める事が出来ました事を心から感謝しています(深礼)