コウノトリの話の続きです。
野田市のホームページに「コウノトリ放鳥情報」というページがあります。
放鳥したコウノトリが飛んできた時の観察ルールが書いてありましたので、以下コピーします。
コウノトリは神経質な鳥なので驚かさないでください
〇コウノトリを観察する時は、150メートル以上離れましょう。
〇コウノトリに餌を与えないでください。
〇追いかけ回さないでください。
〇大きな音をたてたり、大声を出したりしないでください。
〇撮影する場合は、フラッシュを使用しないでください。
コウノトリは、田んぼにいることが多いので、次のようなことも注意が必要です
〇農作業の邪魔をしないでください。
〇農耕車両の通行を妨げる場所に駐停車をしないでください。
コウノトリを実際に見た人の多くが「大きい!」と言っていました。立った状態で100センチ、両翼を広げると200センチくらいの大きさです。4〜5キロあるそうで、一日に食べる食事量は500グラム。好物のドジョウに換算すると80匹というからかなりの量ですね。
魚、カエル、ザリガニ、貝、ネズミ、小鳥のヒナなど、多様な餌を食べる肉食。湿地帯生態系の頂点に位置する捕食者なんです。
(兵庫県コウノトリの郷公園や野田市のコウノトリの里の情報を参考に書かせていただきました。)
コウノトリが定住する条件として、四季を通してこれだけの食料が確保できることが必須となると、先輩谷津守人の言葉を借りると、「底の深い自然」が求められます。
きずな君が降り立って餌を食べていたのは無農薬の田んぼでした。私たちにできるのは地道にこの保全活動を続けること、それからそれと同時に谷津の良さを多くの人に知っていただいて賛同してくださる仲間を増やすこと。
柄になくまじめにこんなことを悶々と考えた、きずな君の来訪でした。
それにしても、ドジョウ80匹ってねぇ!
毎日しっかり食べているか、母のように心配になる新米谷津守人なのでした。