自分のペースを作れるように!加美スクール♪

今日は加美スクールでした!!

珍しく上から見学♪もちろん意図がありました。その意図は6年生の慶悠くんが遊びに来てくれた事!どう融合するか?どう影響が出るか?を見たかったからです!

その狙いがあった事もあり、非常にフロアの雰囲気がよく伝わってきました!その試合を眺めながら感じた事もあり、終わってからみんなに話をしました。ここ最近、違うカテゴリーのサッカーを色々観る機会が多くなった事もあって、考える事も増えました。うまくなるって何なのか?成長するって何なのか?という部分。その感じた事を子供とも一緒に考えていきました。自分もこの地域に育った一人で、子供の頃は『井の中の蛙』状態だったから自分をうまいと思い込みたいから、周りの世界を知りたくもなかった。知ると自信が持てない事も何となく分かっていたから・・・。そんな自分も中学生の頃にようやく心も成長し、強い、うまい選手と戦うのが楽しくなったのを覚えています。

でも、この地域の子は特徴でもあるけれど、あまり外に出ないから外のレベルを知る機会が少ない。そして、変に自信を喪失してしまう傾向が強い。

強い子、うまい子を観て、知って『ワクワクする』という感情が起きるかどうか?ですね!そこが子供にとっての大きな分岐点にもなるかと思います。対外試合、練習試合などをする事も多い今の少年団達ですが、やはり勝敗というものにこだわりが強すぎて大切なものを見失っているような気がします・・・。勝敗ではなく、『あのチームのあの子がすごくうまかったね!勉強になったね!』みたいな感覚をもしかしたらコーチも持っておられないかも知れないですね。。。子供を育てる立場にある大人は現実を真摯に受け止めながら素直に、謙虚にいないといけないとも思います。

そんな話をしてから、子供達のトレーニング中にも『自分で決めるんだよ!自分で誉めるんだよ!』というような言葉を多用します。

周りに評価される為にやるのではなく、自身が好きで、自分がやりたいからこそやる事の意味を知ってほしい。年数も多く、長くなるといつの間にか『やらされている子』が多くなっているこの時代に、『僕がやりたいんだ!私がやりたいんだ!』という明確な意思が存在するような子供であってほしい。その上で取り組むから何かを学ぶし、何かを掴む。自分は大人の一人として、そういう子供のきっかけを与えられるようにしていきたいと思います。勉強を教える大人ではなく、技術を教える大人ではなく、『どうしてやるべきか?』を教える大人に。勉強、技術を教えるのが上手な方々もまた多くいらっしゃるので、自分はそこの部分ではなく自分自身が一番教えられる事を教えたいです。

人間の感覚は『先』のほうがものすごく敏感です。

だから、手先、足先にどれだけ神経を配れるか?という事もやっています。その延長上に、この『裸足でやってみる』があります。普段何気なく触っているボールも、結局は靴で覆われて細かい意識をせずに、靴に頼ってしまっている所があるのです。

そこを自分で気付く一つの方法として脱いでやってみる、というのは有効かも知れないねという話もするとやってみる子がいました(もちろん強制じゃないし、みんながやっている訳でもありません)。

みんな違って、みんないい!!個性、やり方、考え方を大事にしましょう!

人が変わるきっかけはどこにあるか分からないものです!

そういう中で、こちらとしては『変えよう』と思うのではなく、『何かに気付くきっかけになればいいな。後は本人に任せよう!』の気持ちが大事だと思います。あれこれ言う中で、自分の頭の中にはすでに答えがあって、その答えのほうへ導こうとする大人はきっと多いと思います。そうではなく、何度も言うけれど『主役は誰?』という事を本当に日頃から考えていきたいです!

そういう意味でもコーチを始めた20年前になりたかったコーチ像って『子供を思う通りにさせる事』だった。。。それから20年・・・ようやく『主役が子供』であり、そうなるように内気な子、繊細な子でも引き出せるコーチになりたいと思っている今です。大人が変われば子供は変わるんです!『昔は良かったな・・・』なんて言ってる人は自分が自分を変えないからですね!そんな言い訳をしない大人を目指し、これからも子供にとって必要な大人になれるようにがんばります!!