昨晩自宅から戻ると、
“たまたま”台所のテレビにこの番組が映っていました。
NHK・BS1【スピリチュアルジャパン
「なぜ男たちは裸で祈るのか〜蘇民祭〜」】
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92383/2383446/index.html
雪深い岩手の地で、
一年で最も寒い時期に行われている、
1000年以上続く、男性専科の裸祭り。
その祭りに、日本語が出来る
アメリカ人の俳優のおにいさんが参加し、
そのおにいさん目線で番組が進められていきます。
「なんで、こんな寒い時期に、
裸になって水かぶったりするの!?」
という質問を地元の方にされます。
「厳しい冬(時・状況)を乗り越える為の
荒行なんですよ」とおっしゃいました。
確かにこんな発想、
キリスト教系にはなさそうです。
雪降る中、水を浴びたり、炎&煙の上に立ったり、
たった一つの神聖なる麻袋
(=女性の卵子のシンボル的な感じ?で、
奪い合う男性たち=精子。まさに生命が誕生する瞬間を再現?)
を多くの男性陣と奪い合ったり・・・
とにかく、壮絶な祭りで、一歩間違ったら死にます。
だけど、【死にかける】という荒行から蘇生し、
甦った人たちの魂は、神々しく輝いている。
まさに、男らしい荒御魂の復活祭。
現代の日本において、
このような純真たる荒御魂が乏しい状況の中で、
このような雄々しき御魂(チャレンジャー)が
多数存在することに、私は安堵しております。
地元の方々にサポートされながら、そのおにいさんが、
その祭りに参加された後、ワンワンと号泣されてはり、
「生かされていること、、、
今生きているということに、感謝しかありません!」
というような感じのことをおっしゃってて、
私も何だかもらい泣き。
地域や宗派によって、
荒行の方法や場所は違っても、
人々の幸せを願い、そっちの方向に
その人々を世界を向けていくことに
変わりがないんやなと感動すると同時に、
そこに【祈りの原点】を観ることが出来ました。
いつか必ず観に行きたい、岩手・黒石寺の蘇生祭。
“備忘録”としてこのブログに記しておきます。
【参考】天台宗 妙見山 黒石寺