こんにちは。
ご訪問 ありがとうございます。
小噺ボランティアの依頼は
高齢者デイサービス施設のほかに
町会、老人会、地域のシニア団体、学童クラブなどいろいろありますが、
メンバーの1人が、
自宅を建て替える前に、家で寄席を開きたいという相談があり
江戸時代から20代目という古い大きな家で
「上連雀寄席」が開催されました。
先日の第3回連雀寄席の時に鯛員になった 連雀亭尚々さんは
はりきって 出囃子の音源の用意、チラシ作成
母親の雀さんは、会場やら お茶の用意など
事前準備も ばっちり。
本日の進行は、主催の雀さん。
小噺はじめは ご長男の連雀亭尚々さん。
今日は、初高座で、仕事つながりのお友達も聞きに来てくれました。
演目は酒の粕。
2 そよ風 わたしは、小噺4つ。短くて、すぐ笑える噺を集めました。
3 チュンチュン亭よう三さん ちはやふるを上手く 短くして
4、花愛家 古ねこさん 長短 これも落語から
その後、お客様と一緒に 小噺を音読して、お茶休憩
5、あやかり亭福風さん もも太郎
6、温々亭ひだまりさん あなたといたい、いたくない 金槌
7、江戸や3休さん 日本語はむずかしい
この中に出てくる小噺で、私が好きなのは
「日本語には、テンをつけるのと、つけないのでは 随分と意味が違ってくるのもが
ありますね〜
九州の佐世保のことを 私達は、させぼと言いますが、九州の方は させほって
言うんだそうですね。
「どっちが正しいんでしょうね?」と聞いてみると
「させぼも させほも ほぼ同じ。・・・・」
8、北野 はる風さん 売り声から古金屋
お客様は、近所の顔見知りですので
温かく聞いて、応援しながら 笑ってくださいました。
ありがたい ありがたい 1日。上連雀寄席でした。
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【お知らせ】
インターネットラジオは、クリックしていつでも聞けます。
「そよ風の笑いはここから 10秒小噺を話そう♪」
26回目がリリースされました。
ゲストには、川柳作家りのんぱさんと歴史芸人カクヒコさんです。
異色のコラボトークの中で、りのんぱさんの入選した川柳と応募のコツなども
ご紹介いただきました。面白いです!!
番組ページはこちらへ
第26回 http://honmaru-radio.com/takano_mayumi0026/
前回から下の方に、創作小噺の投稿フォームを作ってみました。
初回からの分も、すきな時に繰り返し 聞けます。
http://honmaru-radio.com/category/takano_mayumi/
よろしかったら お時間ある時に聞いてみてください。
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では、小噺をどうぞ
【チュウ】
番頭「このお店に居る福鼠は、とても大きく犬猫ほどもある」
小僧「番頭さん、私の見たところでは、とても小さかったです」
番「そんなはずはない、大きい」
小「いや小さいです」
それを聞いた、鼠が
「チュウ」
※1 出典「江戸小咄類話辞典」 東京堂出版
【初ね】
「オレはもう、ホトトギスの初音を聞いたぜ」
「オレはまだだ」
と話していると、ほかのひとりが、
「オレは鰹の初ねを聞いたぜ」
と言いだしました。みんなが、
「鰹が鳴くもんか」
というと、
「きのうの初音は、二貫五百だった」 ※2
【行ったつもり】
江戸の地図を見て、江戸へ行ったつもりになっている男がいました。
ある日、近所に江戸から戻ってきた人がいたので、
男はさっそく出かけていき、
「どうだ、いつもオレが話していたとおりだったろう?」
と、じまんげにいうと、
「本当、お前が話していたとおりだったよ。
上野、両国の繁盛、堺町のにぎわいは、たいしたものだった」
「そうだろう。そうだろう。浅草の観音さまへもお参りにいったか?」
「で、吉原はどうだった?」
「吉原には行かなかった」
「それは残念なことをしたな。浅草からは、ほんの二、三寸なのに」
※3 長さの単位 一寸は約3センチメートル。(地図で・・)
※2、3 出典「江戸こばなし」④ フレーベル館
お後がよろしいようで・・・