「光州事件 韓国旅⑬-B」

5月18日(日)夜9時の韓国KBS

(日本で言うNHK)ニュースのトップニュースは、

光州事件から39年の追悼式典が催され、

文在寅大統領が参加して追悼メッセージを

読み上げたという内容でした↓

https://www.asahi.com/articles/ASM5L41NFM5LUHBI00N.html

「公権力が行った暴力・虐殺について

もう一度深くお詫び申し上げます。

光州が守ろうとしていた価値は自由と民主主義です。」

というテレビの字幕は分かりました。

帰宅してから光州事件を題材とした

ソン・ガンホ主演の映画『タクシーの運転手』

(2017)を観ました。

http://klockworx-asia.com/taxi-driver/

韓国軍による、民衆デモの武力弾圧のビデオ撮影に

成功して世界中にその惨事を知らしめ、

韓国の民主化実現への追い風をもたらした

ドイツ人記者ユルゲン・ヒンツペーター氏と、

その人をソウルから光州まで連れて行って

無事帰還させたタクシー運転手

キム・サボク氏という実在した二人の人物を中心に、

あれこれフェクションも交えながら、

現代に光州事件をリアルに蘇らせた名作です。

【参考】

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56953

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/30571.html

この映画を観て感じたことは、当然のことながら、

この史実の非倫理的な残虐性。

本来、国民の生命と財産を守るべき国家権力が、

自分たちの意思と反した主張をする国民に

銃を向け殺傷しまくったという史実。

同じ人間として、悲しすぎます。。。

この史実だけでも、39年前の韓国は

民主主義とは程遠い国柄であり、

それに伴って民意も低かったという事実を示しております。

その一方でキム・サボク氏のような、

命がけで韓国の民主化を成し遂げようという

素晴らしい韓国人もたくさんおられたという事実。

感動です。。。

韓国でもようやく、

自分たちの「暗い歴史の部分」を

客観的に検証し、それを未来に活かそうとする

民意が生まれて来たのでしょうか。

それって、とてもステキなことですよね。

対馬の人たちと釜山の人たちが協力し合って、

「朝鮮通信使に関する記録」を世界記録遺産に

登録されたという出来事が昨年5月にありましたが↓

https://enchiren.com/kiokuisan

国籍や民族とか関係なしに、

志や価値観を共有出来る方々と一緒に

これからも国際平和(地球の安寧)に貢献出来る

私でありたいと、改めて思いました(=人=)☆