その意味は
「他の人を頼りにせずに、
自分の力で努力する人を天は必ず応援してくれて、
幸福を与えてくれる」です。
先日少しだけ“マイカー遍路”して来ました。
お寺が閉まった17時過ぎ、
宿泊場所に向けて車を走らせていました。
すると、野宿グッズも含め
大きなリュックを背負って、
しんどそうに歩き遍路をする女性を追い抜かしました。
しばらく車を走らせたのですが、
「もうすぐ日が暮れるのに、
一体どこまで今日、歩くんやろ?」と、
その子のことがとても気にかかり、
引き返すことにしました。
その子の前で車を止め
「もしよかったら、乗って行きませんか?」
と言いました。
止まる車に慣れているのか、
同じお遍路さん姿でしかも女性の私に安心したのか、
「ありがとう。よろしくお願いします。」
と言ってくれました。
よくよく見ますと、外国の女の子でした。
彼女は1番霊山寺からずっとぶっ通しで
歩いて来ているそうで、その日の夜は、
そこから5キロ先にある道の駅で
野宿するんだそうです。
カタコトの日本語と英語でのやり取りをしながら、
そこまで乗せてあげました。
去り際、女の子が言った「ありがとう」
という日本語がとても美しく感動しました。
あまり日本語が話せない女の子の、
精一杯の感謝の言葉「ありがとう」の
重みを感じました。
こんな感じで、
もう二度と会うことはないであろう方々とも、
とても濃いコミュニケーションが出来るのもまた、
四国遍路の大きな魅力です。
宿泊場所まで向かう車の中で
「天は自ら助くる者を助く」という言葉が
浮かんで来ました。
あの女の子の、
ただひたすら一所懸命歩く【生きる】姿を観て、
私は応援してあげたい・
マイカーと共に応援出来る!と思いました。
だから車を∪ターンさせたのです。
神様には手足がありません。
具体的な形で人間を応援するのは
人間しか出来ない役割です。
ですので私が神の手足【天使】となり、
代わりとなってその女の子を助け(サポートし)ました。
きっと、日々の生活の中でも、あの子のように、
一所懸命歩いている人こそが、
「天は自ら助くる者を助く」なんでしょう。
爽やかな感動と大きな気づきをまた一つ、
四国遍路道〜お大師さん〜から頂きました(=人=)☆