ウィーンの絵画を愉しむ

日 時 2019年7月8日(月)13時30分〜15時
 オーストリアのウィーンミュージアムの改修工事に伴い、
ウィーン世紀末の巨匠の傑作が日本(新国立美術館)に
集結しましたので、その一部を解説賜りました。
 また今年は日本とオーストリアの外交樹立150周年の
年にあたります。
 まず最初のご紹介は、オーストリア・ハンガリー帝国
ハプスブルグ家のマリア・テレジアとその長男のヨーゼフ
2世の肖像画でした。(写真)
 この親子の肖像画の共通点は何と言っても「ゴージャス」という点でしょうか、さすが帝国のトップというところでした。
 同じ帝国からは、フランツ・ヨーゼフ1世とその皇后のエリザベートの肖像画も解説くださいました。
 次に天才モーツアルトの幼少の頃の肖像画で、ナポレオンのポーズとよく似た構図でしたが、モーツアルトはマリア・テレジアの末娘マリーアントワネットと一度会ったとする歴史からの紹介でした。
 その他音楽家では、シューベルト、ヨハン・シュトラウス、マーラそしてシェーンベルクの肖像画も紹介していただきました。
 そして最後は今回の目玉でもあるクリムトの絵(ブルグ劇場の観客)のお話しで、オペラハウスの観客を個別に識別できるように描いたものでした。(クリムトは他に数点の展示あり)