戦後を振り返る

日 時 2019年8月3日(土)10時〜11時30分
 第2次世界大戦に敗戦した我が国が、高度経済成長に至る
過程のお話しがありました。
 敗戦直後(昭和21年)に第1回衆議院議員の総選挙があり
自由党が多数を占めるも、総裁の鳩山一郎が公職追放された
ため、急きょ吉田茂が第1次吉田内閣を組織しました。
 吉田内閣は主として民主化政策を推進していきますが、他方
でインフレが進行しました。
 昭和22年に第2回衆議院議員選挙が行われ、片山連立内閣が成立しますが、これはインフレの進行と内閣不一致で総辞職いたします。
 次の芦田連立内閣(昭和23年)も昭和電工事件でこれも総辞職いたします。
 そこで再び吉田内閣(第2、第3次)が登場し、インフレを抑制して独立の課題に注力いたします。
 そして吉田内閣は昭和26年にサンフランシスコ条約・日米安全保障条約を締結いたしました。
 これにより日本が独立を果たしますと、公職追放が解除となり、戦前の有力者が次々と復活してきて、反吉田派を作り、政局が不安定になります。
 そしてついに五十五体制(昭和30年)が成立します。(自由民主党VS社会党路線)
 この時期、経済論争(安定成長か高度成長か)が起こり、池田内閣は所得倍増計画を推進して、日本はこれまでにない高度経済成長を果たすことになる過程に入ったとのことでした。