11月9日(土)。
善光寺お参りの後は、分科会ということで、
長野市豊野町にあるリンゴ栽培&販売を中心とした
「おぎわら農園」(http://apple-ogiwara.jp/)
さんに行きました。
急遽この分科会に参加された、
八尾YEGの藤井専務理事と
美味しいりんごをマンキツさせていただきました!
先代から続く「葉とらず栽培」を継承し、
JA等を通さず100%エンドユーザー向けの
個人通販販売をされる、
その経営戦略を教えていただきました。
一般のりんご農家は、りんごの周りに生えている葉を
手摘みで除去します。
そうすることによって、りんごに光が当たり、
より赤みが増すのです。
しかしながら、葉がなくなる分、
光合成が出来なくなるので、美味しさは低下するそうです。
見た目はわるくなりますが、
りんご周辺の葉を除去する手間を省けるので、
より美味しいりんごが出来るとのことです。
見た目よりも味にこだわった、独自戦略です。
りんご農家が企業として、
個人事業主・家業から株式会社組織へ。
他人を雇うことに苦労されながらも
日々成長される荻原大社長の体験報告は
爽やかで感動的でした。
なお、荻原さんは中小企業家同友会が
メインのようですので経営理念・経営指針を
とても大切にされています。
そんなおぎわら農園さんにも、
台風19号の影響が多くあるとのことで、
りんご畑は高台にあるので、
千曲川の氾濫からは免れているのですが、
眼下に拡がる豊野町界隈は、堤防が決壊し、
あの長野新幹線10両が水没した箇所もあり、
協力農家さんもいくつか甚大な被害があったそうです。。。
私たちの分科会を担当して下さっていた、
長野YEGのおにいさんもこの地区にお住まいだそうで、
この分科会のお世話役をした後、
午後から災害ボランティアに行きますと
おっしゃってはりました。
分科会が終ってバスを降りた後、
そのおにいさんに
「私、明日、災害ボランティアに行きます。
一日も早い復興を大阪からお祈りしております」と言いますと、
「それはありがとうございます!がんばります!」
と満面の笑みで、そしてちょっとうるっとされ、
表面的にはニコニコされておられるけど、
本当にお辛いんやなぁ。。。と私もウルウルしました。
第一次産業(農業・漁業・林業)が
国家国民の安定的(持続可能)な
生活の根幹を支えています。
これが外国依存となると、
何らかの世界的なトラブルが起こったら
即!兵糧断ち状態となって、
私たち日本人は飢えて死んでしまいます。
日本の第一次産業の安定や発展、
活性化が今とても求められています。
ですので、おぎわら農園さんのチャレンジは
とても素晴らしいと感じました。
第一次産業でバンバン☆稼いで、
第一次産業にドンドン☆人材を呼び込んで
頂きたいと切に願っております。
私は今、畑をコツコツしていますが、
100%は難しいですが、
自給自足&大自然と共に「足るを知る」ライフを実践、
エンジョイして参ります(=人=)☆