川西市では毎年人権週間(12/4〜10)中に映画を
2本上映しています。
今年は「こどもしょくどう」と「グリーンブック」でした。
「こどもしょくどう」は今全国に広がっている子ども食堂の
原点とも言える映画でした。
映画のチラシには『子ども食堂が必要とされる現代社会を
子どもの視点から描いた物語』とあります。
まさしくその通りで出演していた子役たちの演技が
すばらしかったです。
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親に捨てられて行き場を失い、食べるものもない姉妹を
親が食堂経営している店の子どもが
いじめられている同級生とこの姉妹を家に連れて帰り
ご飯を食べさすのが始まりです。
かつては、姉妹は両親と旅行に行ったり
家での楽しい暮らしがあったのに
今は180度違った生活を余儀なくされてしまった。
この姉妹には何の罪もないのに、多分親の仕事に
何らかがあって逃げなければいけなかったのでしょうね。
また想像ですが、多分両親は離婚しているのでしょうが
子ども達は知らされていなかった。
![](/img/u1237/FI4009340_1E.png)
父子が車上生活しながら子ども達に食べ物を
万引きさせる。
挙句の果ては、高校生たちが車をぶっ壊しているのを見て
そこから逃げ出して行方をくらましてしまう。
なんという親でしょうか、信じられな〜い!!
そういう現場と姉妹をいつもつかず離れず
そ〜っと見守ってきた食堂の息子は姉妹を連れ帰り
ご飯を食べさせ泊まらせようとする。
最終、息子の両親は公的機関へ通報し
姉妹は児童相談所か養護施設の職員に引き取られていく。
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ラストシーンは乗せられた車窓から見えた
虹色の雲はかつて姉妹の両親と見た雲だった。
それを思い出して姉妹は「お母さ〜ん」と幾度も叫ぶ。
この場面であちこちの客席からはすすり泣きの声が
漏れてきていました。
会場の灯りが点く前に自分の涙や鼻水も拭き取らねばと
慌ててハンカチを探す始末。
貧困な生活を強いられる子どもや家族がなくならない限り
「子ども食堂」ってなくならないんでしょうね。
はぁ〜〜って何ともいえない大きなため息を吐いちゃいました。
![](/img/u1237/FI4009340_3E.jpg)