映画「みとりし」を観に行きました
看取り士とは誰にでも訪れる最期の時
住み慣れた自宅や本人の希望する形で
温かい死を迎えるために、旅立つ人・送る人を
サポートし、医療行為はしないけれども
それぞれの心に寄り添いながら見届ける人で
現在、日本では約540人が活躍していると
日本看取り士会が発表しています
看取り士ってどんなことをする人のことかな?
こんな職業があるんやろかって疑問に思いながら
観に行きました
人の最期の場面をその人や家族が望むような日を
迎えられるように、気持ちを寄り添わせながら淡々と
こなしていく仕事ぶりに感動しました
映画の中で、旅立つ人と家族の思いがすれ違って
看取り士にあたる場面もありました
現実も決してこういう場面はないとは言えないでしょうね
看取り士はその温度差がなくなるように
一緒に考えながら行動に移していこうと努力されます
精神的に疲れる仕事かもしれません
でも、とってもすばらしい仕事ですよね
自分自身、最期は看取り士の方にお願いするのも
エエかもと心の奥でフツフツと湧き出るものが…
今、病院で最期を迎えることが多い中で
自分が望む場所で本当にできるのかどうかわかりません
自分の初めて迎える最期は自分の意思を
尊重してくれるよう家族に理解してもらいたいですね
この頃、死生観といったらいいのかわからないけれど
今までタブー視されていた「死」を考えさせられるような
映画やドラマが多くなってきたように感じます
高齢者というグループに所属する歳になった今
「死」というものは、すぐではないけど切り離せません
それがいつ訪れるのかもわかりません
だからこそ人生の後半を今まで以上に有意義に
我がままに好きなように生きていこうと考えているところです
楽しみはたくさんあっていいですよね
仕事・結婚・子育て・親の介護と息つく暇もないほど
走ってきたものね
今からが自分の青春、だからこそ友達と
「あそぼ・あそぼ」と声掛け合っています
「死」を考えることはいかに生きるかってことだと
あちこちで見聞きします
そういう時にこの「みとりし」という映画に出会えたことは
自分にとってラッキーだったのかもしれません