「灯明台お掃除 in 64番前神寺」

“メロンマウンテン”を満喫した後は、

先達の大先輩で私を公認先達へと導いて下さった

引田大先達に会いに行き、

今回もいろいろなことを教えてくださいました。

やはり、何らかのことを志し、成長進化しようと思えば、

先輩/師匠という存在がいると、ぶれない上、

多方面に於いて非常にスムーズに事が

進んで行くということを改めて感じることが出来ました(=人=)☆

次に同じく愛媛県西条市にある四国88霊場/

64番・前神寺に行き、4年前に私が修繕奉納した、

大師堂の前に設置されている灯明台(ロウソク立て)の

お掃除をさせて頂きました。

四国88の公認先達になるためには、

四国88どこかのお寺の推薦がいるのですが、

私は引田大先達のご縁で、

この前神寺さんが推薦寺となっています。

その推薦の御礼として、修繕奉納をさせて頂いた次第です。

前神寺さんへ行く度に、

自らの手でお掃除させていただいております。

今回はせっせと2時間お掃除したのですが、

今回の新発見として、この灯明台を

お掃除担当されている方が、

扉のスライド部分に落ちたロウを容易に取るために、

2つの古い金属製のヘラの先を加工されていたということです。

誰かが奉納しても維持管理をちゃんとなされないで、

汚くなって朽ちていくスピードが早いものを、

全国各地の神社仏閣でちょくちょく見かけますが、

今でもこうしてちゃんと維持管理して下さっていて、

奉納者としてとても嬉しく思っています。

更に、やはりコロナのご時世もあってか、

お参りする人も少ないので、

メンテナンス・お掃除するタイミングもあまりないようで、

灯明台が何だかチョット寂しく感じてるようで・・・

灯明台(のイシキ)を通して、お参りされる人の

苦しみやお寺(四国88霊場全体)の

運営の厳しさも観じられました。

そんな中にあっても私は、

自らが奉納した灯明台を通して逆に、

「こんなご時世の中であっても、綺麗にシンプルに

そして希望を持って生きて欲しい」という祈り【念】を

この灯明台に込めながら綺麗に浄化し、

その場を後にした次第です。

その後は伊予西条〜今治界隈をじっくりお参りして

大阪に戻りました。

四国遍路というものは、悠久の歴史に

積み重ねられた【祈りの道】ですので、どこをどう歩んでも、

その時々やその人にとって必要な

「天与の気づきや導き/智慧 〜オカゲノチカラ〜」が

得られるものであると観じております。

これからもご縁続く限り、粛々と遍路行を続けて参ります。

南無大師遍照金剛(=人=)☆