日 時 2020年10月17日(土)14時〜15時30分
股関節・膝関節や腰椎の痛みについてのお話しでした。
まず「変形性股関節症」についてですが、これは軟骨がすり
減る病気のことです。
治療方法としましては、軟骨がまだ残っており痛みも軽度な
場合は鎮痛薬により疼痛をコントロールするそうですが、軟骨
がなくなり痛みが強くて歩けない時は手術をすることになります。
次に「変形性膝関節症」のことですが、これは軟骨がすり減る
病気のこととのことです。
この治療としましては、主として鎮痛剤の使用か人工膝関節置換術という手術で対応するそうですが、出来るだけ痛くない手術を目指しているとかで、術後管理はリハビリはもちろんのこと、場合によっては関節周囲多剤カクテル注射を行う由です。
続いて腰椎の痛みについてですが、これのひとつに「腰部脊柱管狭窄症」があります。
病態としましては、腰椎変性側湾症や腰椎分離すべり症等があるとのこと。
薬物療法としましては、ルルカやカロリーナ等を使用するそうですが、改善しない場合はやはり手術(病態により異なる)ということになるようです。
なおこれら病気治療の前提としまして「健康寿命を延ばす」ことも重要で、そのためには「生活習慣病の予防」「バランスのよい食事」「適度な運動」に心がけてほしいとのことでした。