今日のナイターはエリート塾との合同トレーニングでした!!

一年間一緒にがんばってきた小学生達も年をまたぎ、ようやく【トレーニング】をしてくれるようになってきたという感覚です。。。

え???今までは???

となるのですが、正直これまでのみんなは【言われた事だけをこなす子】だったのです。疑問を持つ事もなく、言われた事を言われた通りにやろうとするのが目的。真面目に、素直に、って・・・それをここに来てようやく【話を聞けるようになった事】からスタートし、ようやく【自分の頭で考える】ようになり、【自分の意思でプレーを行う】という流れに到達してきました。

何を今頃言ってるの???と思う人のほうが多いと思いますが、この地域ではこういうのが現実なのです。

コーチ側も正しいと思う事を的確に伝えたいから【何とか分からそうとする】努力をされる。。。その圧と思いを感じるから子供達は【・・・はい】と分かっていなくても分かったようにする術を覚えてしまう。そして、一回一回の練習をそれで過ごしてしまうから、いざ試合になると当然やってきた事が出来ない・・・本当は分かっていないのにそのままだから出来ない現実が起き、それを観るコーチがまた【練習でやってきただろ!何やってんだ!】ってなる。。。

この悲しいサイクルこそが【本当の現実】なんだと思っています。

だからこのエリート塾では自分の中の目標を【自分の意思でトレーニングする】事にしていました。

それがこの時期になって【ようやく兆しが見えた】という事なんです。上手とか下手とか、そういう次元に到達する以前にやらなければならない事。肝心のチームでなかなかそこに目を向けてもらえていない事。ここでやるしかないから時間をじっくり掛けてやってきました。

それが今になって本当に、ようやくきっかけとして出てきたのが実感。決して【上手になった】という言い方ではないですが、上手になるかどうか?はこれからの本人の気持ちの大きさで決まるし、少なくとも【本人次第】の所まで来た事は大きな成果です!

コーチがうまくしてやった、とか教えてあげた、という形は健全ではありません。

初めて立った時も、ジャンプした時も、ケンケンした時も、自転車に乗った時も・・・自分で考えて行動した結果なんです。教えられて出来たものではないのです。うまくなっていく方法の【入口】もずっと自分の意思なんだと思うのです。

他人に与えられたものなんて簡単に消えるし忘れる。
でも、自分で得たものは記憶に残る。

今日はそういう話も入れながらドリブルというテーマを持って色々やりました。頭が混乱しながらも、それでも【あ〜でもない、こ〜でもない】と言いながら変化を加えながらやってくれた事やその空気!そこに価値がありました!

正しい練習とは???日本サッカー協会目線で言うと【テーマに沿った事を表現させる】みたいな事でしょう。。(一応こう見えてもB級ライセンス取得しているので)

でも、その一般的な常識を踏まえた上で今はそうではなく、正しい練習とは【自分の意思でプレーを判断、決断する事】だと思います。それが前提にある上で【もっと良い選択肢は?】みたいな話になっていくと思う。

ようやくスタート地点に立てたという感覚です。でも、遅いとも思いません。目標にしていた形なので、これからの伸びしろのほうが大きいしワクワクするだけです!急がなくても良いから確かな何かを残していける毎回のトレーニングにしていきましょう!!

きっかけさえあれば誰だって大きく飛躍する可能性はあります!毎回が、誰かの、何かの、きっかけになれば・・・と思います。今日もがんばってくれたみんなありがとう!!