今日は心地よい天気に恵まれた中、トレーニングマッチを行いました!
クリヴォーネさんにお誘いしてもらい、一緒にサンターリオさんともさせていただきました。今の3年生がクラブユース大会で対戦した際に、相手の術中にハマりにハマり・・・大差で敗戦した相手だったのですが、代が変わり今日が最初の対戦となりました。
クリヴォーネさんとも久しぶりの交流になったし、違ったタイプの相手に対して自分達の基準がどこまで通用するのか?しないのか?などを今日も探れたら、と思って一日楽しみました。
今日一日帯同して思った事があります。
それは・・・
真面目な子はプレーに正解が一つしかないと思っているという事。だから、考え方の幅が狭く、思考範囲も狭い。という事。
それと違ってうまくなりたい子というのは思考が豊かなんだと思う。自分自身の未来と勝負が出来るから【なりたい自分がライバル】と思える。それがうまくなっていくコツだと思う。誰かと比べるから【成果よりも結果】になるのは当然の思考。勝った、負けた、優っている、劣っている、しかなくなってしまう・・・。その思考だから【うまくいったら満足・うまくいかなかったらこの世の終わり】みたいな考え方になり、結果的に言うとどちらの結果であっても自分の成長が止まるんです。
今日も選手とたくさん対話をしましたが、言葉のラリーがなかなか続かない・・・。
と言うか、思考停止してしまう子供達の性質に問題を感じる。。。それはなかなかこちらが動かせるものではない。どう考えても本人が目指すべき形や目標、目的を持っているからこそ動くものだから。
【うまくやろう!】とは言っていない。こちらが言ってるのは、
【うまくなろうとする行動をしよう!】だ。結果も求めていない。でも、子供の根っこは強烈だ。
大人に【支配】されたその脳を自ら動かす事はこちらが思っている以上に大変な事だと思う。
昨日の練習でようやくそのスタートラインに立てたような実感があったが、今日は主将を欠いた中で、多くの選手が主将に任せっきり、頼りっきりだった自分に気づけたと思う。
うまくいかなかった事を成果と捉え、明日の自分をどう変えようと努力をするか?が重要なのだが、なかなか思うようにこの思いが伝わらない・・・。コーチと言うのは本当に無力だし、ほとんどの事が報われないし、目に見える成果などほぼほぼ皆無だ。
だけど、子供の目の色が変わるとか、スイッチが入った時はたまらなくうれしくなる。その喜びがあるからこそ続けられる。
存在感・空気・繋がり
これが今のチームが意識している部分。以前よりも理解は急速に深まってきているのは分かるが、行動としてそれらを出せるレベルにまで到達しているのはごく数名だけ。
ただ、葛藤したり戦っている時間こそが今の君達がこの年代で【最もやるべき事】なんだと思っている。手を貸したり、力を貸したいと思ってもそれをする事こそが【悪】なんだと思っているから我慢をする。
正解は自分で作れ!自分を信じて正解に持っていけ!
心から応援をする。君を、君達を信じている!
対戦してくださったサンターリオさん、クリヴォーネさん、ありがとうございました【礼】