今日は昼間のトレーニング!!

休日のトレーニングには自転車で来る子が増えてきていたのですが、今回さらにその輪が増えて全体の3分の2が自転車で来てくれていました。しかも今日は昼間から雪が舞う中だったので、いつも以上にハードになったとは思います。

それでも終わってから堀金コーチとも話をしていましたが、【その時間の大切さ】です。子供達はもちろん大変です。保護者の方からしても道中心配になるだろうし。。。でも、そういう時間の中で選手同士の考えがさらに深まったり、時には言い合いして喧嘩したりするとしても、意味と価値があるのです。こうやって顔と顔が見える中での付き合いがあってこそ、人は人と深くなれたり、色々な事にありがたみを感じるものです。このメンバーが一年後にさらにチームとして助け合ったり出来る力の根っこはきっとこういう時間で出来上がっていくんだと思います。

練習時間の半分は雪が降っていました。

それでもそんな中で全員が集まれた事や小学生が参加してくれるなど、チームとしては前向きな材料がいっぱいでした!だからこそ、もっともっとこだわりや空気が必要だと思う。

【メリハリ】って言葉があるけど、これは思い切りハメを外したり、思い切り真剣にやりきったりという両方の経験をしなければ出来ないのです。メリハリを持ってがんばってほしい・・・そう思う大人はたくさんいるでしょう?保護者の方や少年のコーチでもこの言葉をたくさん使っておられる方はいると思いますが、そしたらその両方をきちんと経験させていますか???って事です。基本的に、ずっと真面目に、ずっと本気に、を求めている人ほど【メリハリ】という言葉を使っている気がします・・・。それだと子供は出来ないのです。

技術、身体能力、考え方、全てがみんな違う訳で、一律に求める事は無理です。

ただ、その違いに応じた一人一人が自分だけの努力やがんばり、考え方を発揮しなければなりません。出来ないからしない・・・という子供も増えています。正解が何かと分かってしまう時代だから、余計にそうなるのも分かります。

でもね、失敗をする経験があるからこそ正解がうれしくなるし、目指す価値が出てくるんです。みんながミスと次のアクションをするまでの間に挟む【落ち込む・反省】こそが一番時間の無駄になっている事に気付いてほしい。みんなのプレーは一回きり、足が止まる、という回数が多いのはきっとそこからきているのだと分かる。

落ち込む、反省している姿勢を見せないと怒られるからだろう・・・。

大事なのは、その失敗を成功に繋げる経験だから、落ち込んでいる暇さえないと思える自分になってほしい。やりたい事を見つけたらまっしぐらになる状態を【夢中】と呼びますが、それをサッカーにおいてずっとやれる自分になれば最良の選手になれると思います。

そうでない選手とは、常に余計な事に頭と心を割いてしまう訳です。失敗したらどうしよう、怒られたらどうしよう、迷惑掛けたらどうしよう、ってね。その思考が巡ってしまう時点で今の自分は絶対に良い選手ではないという事だ。

夢中になってやり続けられる選手こそが良い選手の証だと思うから、そこを目指していこう!

なりたい自分はバラバラだろうけど、各自なりの目指す形を持って、その為に今の自分の基準を1ミリでも上げてほしい。結果に左右されるのではなく、自分の結果に向かうまでの過程に意味を持って取り組んでほしい。

今日はゲームメインの形の中で、守備の時に各自守っているものがとにかくバラバラだった。

・スペースを?
・ゴールを?
・自分のプライドを?
・ポジションを??

そのバラバラ感がノーガードでの打ち合いに繋がったと思うし、まだ一番肝心な自分と向き合っていない。金曜日の練習の後に言ってくれた2年生の意見も【まだ本物じゃないな・・・】って明らかに分かるぐらいに今日も雰囲気、空気作りはうまくいっていたとは思えない。

各自の中にあるサッカーとは???何???という事を今一度考え直してみてほしい。
みんなにとってどこまで大事で、どんな風にやりたいのか?その先にあるプレーについての会話が出来る事を楽しみにしています!!