*北海道札幌よりのお客様*

3月8日(金) (%雨%)

深江の菅田の見学に遠いところから飛行機に乗って来られました。

皆様は石狩川流域の湿地に自生している菅を利用してしめ縄を

作って地域の神社に奉納されていますが、

その自生する菅が少なくなり、それで栽培しょうと考え

深江まで来られました。

菅の栽培について詳しくお話をしましたが、我々より先輩の

富山県高岡市の菅笠製作技術保存会の指導も

受けられたらと申しあげました。

菅田も見ていただきましたが、あいにくの雨となりました。

昨年10月に深江小学校3年生が植えた菅で

寒い間は成長が止まっていました。しかし、

彼岸が過ぎて暖かくなると丈が一斉に伸び始めます。

梅雨明けの7月下旬に背丈以上に成長した菅を

4年生になった皆さんで刈り取ってくれます。

深江郷土資料館でお話をしていましたので、中を拝見して

頂きました。

先ず、茶釜製作で人間国宝になられた角谷一圭氏の作品を

説明させて頂きました。

次に、伊勢神宮が20年ごとに遷宮されます。その時、

大きな菅笠とサシハを古来より深江から調達されます。

前、前回に奉納したのを神宮から御下賜された

のを展示しています。

(%エンピツ%) よしむら