3月18日(金) (%雨%)
深江の菅田の見学に遠いところから飛行機に乗って来られました。
皆様は石狩川流域の湿地に自生している菅を利用してしめ縄を
作って地域の神社に奉納されていますが、その自生する菅が
少なくなり、それで栽培しょうと考え深江まで来られました。
菅の栽培について詳しくお話をしましたが、我々より先輩の
富山県高岡市の菅笠製作技術保存会の指導も受けられたらと
申しあげました。
菅田も見ていただきましたが、あいにくの雨となりました。
昨年10月に深江小学校3年生が植えた菅で、寒い間は成長が
止まっていました。しかし、彼岸が過ぎて暖かくなると丈が一斉に
伸び始めます。梅雨明けの7月下旬に背たけ以上に成長した菅を
4年生になった皆さんで刈り取ってくれます。
深江郷土資料館でお話をしていましたので、中を拝見して
頂きました。
先ず、茶釜製作で人間国宝になられた角谷一圭氏の作品を
説明させて頂きました。
次に、伊勢神宮が20年ごとに遷宮されます。
その時、大きな菅笠とサシハは古来より深江から
調達されます。今、資料館で展示されていますのは前、前回の
遷宮の時に奉納した大きな菅笠と菅のサシハで神宮から
御下賜されました。
(%エンピツ%) よしむら