今日は朝から姫路にある【第二の故郷】である広畑東グランドでトレーニングマッチをする為に行きました。
津田さんにはこちらの都合を理解していただき、日程も配慮していただきました。夏休み前にコロナの影響でしばらく活動が出来なかったチーム。ようやく再開した時には暑さが酷く、身体を慣れされるにも時間が必要です。
無理をしても熱中症になるし、がんばらなければ前には進めない。この葛藤の中で日々活動しているうちにとって津田さんのような理解者がいてくださる事は本当にありがたい事でした。広畑東グランドは【生きています】。20年間毎年通わせてもらっていますが、年々その姿を変えているし、グランドは決して高価な芝生でもありません。草がたくさん覆い茂った中ではあるのですが、津田さんの活動が物語っているかのようにそのグランドを大切に保持されている証はあちこちに見えて、自分にとっては本当に輝いて見えます!この素晴らしいお手本を見て、自分も自チームのグランドを大切にしていきたいと強く思いました。
しかもありがたいのはグランドだけではなく、活動が同じくやりにくい状況になってしまった津田さんが高円宮杯を控えたこの夏に対戦したい相手として選んでくださった事です。
他チームのそんな候補に挙がるだけでもありがたいし、その気持ちをしっかりと受け止めて全力でぶつかっていこう!という話をしました。つい先日のトレーニングマッチでは見下された空気を作られてしまった事を含めて甘かったという話を最後にしていたし、そのリベンジの場としても今日は感謝を恩返しする強気のプレーでがんばろうと話しました。
今日は後ろの選手達が前の選手を前でがんばらせる為に高いラインを設定してやるように話をしたら、その話の通りにしっかりと前から圧力を掛けて相手を押し込む展開に持っていけました。強い気持ちとチーム内に生まれてきた競争心によって出ている選手のモチベーションは高く、試合をしながらも対戦相手より自分達、自分自身との戦いが出来る子が増えました。
次のメンバーでのゲームでも、各自のがんばりはそれなりには見えました。
でも試合後に数人が自分の出来を聞いてきてくれた時に話をしたように、まだまだやらないといけない、相手の心がしんどくなるまで押し切る力強さは足りなかったよ、という所。姿勢は前向きで、攻撃への回数やアクションは多かったのですが、攻撃における【最後の一歩、最後の一本】が甘かった部分はある。
まぁチャンスは作れたし・・・という甘い考えがたくさん横切っていたように思う。そういう時に、もっと全体が【この基準じゃダメだぞ!】という選手が出てこないと全体がこの緩かった空気の中で甘えてしまうものです。強さを要求出来るリーダーがこの集団の中、特に1年生の中から出てきてほしいと楽しみにしています。
だいぶ暑さにも慣れていたみんなの様子を見て、最後もう一本増やしてもらいました。
ここではスタメン組のメンバーが勝ちきる強さを出せなかった・・・。勝負へのこだわりの事はずっと言ってきているのですが、先制され、追いついた所で満足してしまっている子がいた事がチーム全体を鼓舞出来なかった要因だろう。
この夏、こういう場面の一つ一つで甘えを捨ててやりきる強さを持たないとどんな相手にでも簡単に喰われてしまう事を分かってほしい。
それでも一人一人の視点で言えばがんばり所が各自にあってそこは十分に評価をしたい!
ただ、その裏返しで課題としては一人一人のそのがんばりのタイミングがズレてしまうから効果的な攻撃、守備がやりきれなかった事は頭に置いておいてほしい。
日程を終えて相手の監督である西澤さんがわざわざみんなに激励の言葉をくださいました。どう響いたか?は各自なりだと思うけど、自分はやはりありがたいと思った。こんな相手チームの事まで考えて言葉をくれるなんてなかなかないし、それも含めてみんなの人間性がそうさせた一つの成果だと思う。前向きにがんばっていれば、こういう前向きな出来事がたくさん増えていく。いつも楽しいという事ばかりが前向きではなく、自分との戦いに挑戦する事が前向きの証。一人一人違う課題と武器にしっかりと向き合って良い【個】を育てていきましょう!!
対戦してくださった津田さん!ありがとうございました【礼】