今日は朝から快晴!!強烈な夏の暑さが戻ってきたような一日でした!
そんな中で地域的には我々のホームとなる播磨中央公園グランドにてトレーニングマッチを行いました。今回はアリバさんに声を掛けていただき、行ったのですがこの夏休みの間にアリバさんにも色々あり、チームの状況は変化したという事だけは聞いていました。
近年兵庫県内でもトップレベルに位置する相手に対してどのような自分達の良さを出せるか?が大きなポイントでした。
分かっていますよ。目の前をどうにかしたい気持ち。。。
勝敗でしか評価されてこなかったみんなにとって焦って結果を求める気持ちは百も承知です。ですが、コーチは【指導者】の端くれなんです。大切な戦うべき相手は己自身なんだという事がなかなか気持ちごと理解出来ません。試合という形になって対戦相手がいるとそれだけで意識は【相手】に支配され、感情も、感想も、全てが【対相手】になってしまうのです・・・。
そら、その目線になれば【勝った・負けた・うまい・下手】にしか分類されないでしょう。そうやって地域の中で地位を獲得するチームだってあるという事です。我々はそこではないという事になかなか意識が向かない。価値を理解させるのに相当の時間が必要だと改めて思いました。
試合は一日全メンバーをグルグル回しました。
一人一人の【今】と向き合ってそれと勝負するという事を全選手のテーマにしましたが、昨日一日登校日で参加出来なかっただけでもうパフォーマンスが格段に低下していた事、暑さに負けて自分の心も目標と向き合えない者だらけ・・。まともな試合になるはずもなく、相手の雰囲気に丸呑みされてひたすら守りに入る思考のみ。
歯を食いしばり、前へ出て行く勇気は数名だけでした。当然ながらこの数名は【心の戦いを乗り越えてきた経験】をコーチが知っているぐらいやっているからです。
甘えて、甘えさせてもらってばかりの人間には到底出来ないという弱い部分が露呈されました。
【いつかは】戦わないといけないとか思っている大人でも、【今じゃない】と甘やかす習慣が今日のような暑さや厳しい展開の時にハッキリ出てくるものです。そういうのをどう見えるのだろうか???と疑問にすら思います。
【今日は】がんばっている、がんばっていない、って思っているような気がします。。。
そうではなく、【習慣】がそのまま出るだけ、という事実を知ってもらいたいものです。我が子が思うような強さを見せられていないと思うのであれば日頃の関わる習慣から変えるしかないのです。日頃甘えられるのに、試合だけ、大会だけ、イベントだけ【がんばって!!】なんて事は大人の身勝手だと理解していきましょう!
彼等はまだまだこれからずっと戦いを続けていかないといけない立場なんです。
それは人それぞれのテーマに向かって、なんで人と比べてどうこうの話ではありません。我が子が何にもがき、何に苦しみ、何を目指しているのか?一度家庭でもゆっくり話してお互いに整理すべきではないでしょうか???
いつまでも親からの目線の期待ばかりで物事を色眼鏡で観るのは良くない環境なのです。一緒の目線で観る為には本人との対話や心の中をしっかりと覗いてください。そして、試合で一喜一憂しないで、全ての現実が【通過点】であり、それを次にどうやって展開していくのか?どう進めていくのか?未来の話をしてください!
過去を追いかける話は誰の、何の為にもなりません。未来を変える努力を子供に関わる全ての人で行っていきましょう!!彼等は思っている以上に強く、思っている以上に繊細です。大人が変わっていきましょう!!
対戦してくださったアリバさん、ありがとうございました【礼】