先週末は体育祭の学校が多く活動は休みでしたが、コーチ自身はファルコの時よりも忙しい週末となりました(笑)
でも、それはとても有意義で価値があるものだと思ったのです。まずは土曜日の少年のリーグ戦を見学させてもらい、この地域の関わりの大切さと関わり方のまずいやり方というのがハッキリ見えました。小学生の時の【親の距離】はとても重要で大きなものがあります。その距離のとり方を間違えると中学生になって、または高校生になって、反抗期を迎えられます。反抗期はごく自然な現象・・・などと言われますが、そうは思いません。関わる側の大人の感覚が一定だからそうなるだけで、一緒に成長していく気持ちがあればそうはならないって事です。言う事を簡単に聞く小学生に賞罰(○○出来たらご褒美、出来なかったら罰)で釣るような関わり方をするとかなりのしっぺ返しが来ると覚悟しておいてください。
逆に、この年代の時に心の中身に働きかけるような関わりを多くしていると、かなり豊かな感性を持って育つ事になり、壁にぶつかった時に対処する力がついているものです。
自分は子育てにおいて非常に素晴らしい選手の伸びを感じる家庭は、【子供を信じて壁の向こう側で待てる親】だと思っています。様子は分かる、空気は分かる、でも手助けはしない。この方法が一番効果的で、壁と戦う子供に【壁の向こう側には大切な親が待っている】と思わせられる距離感がベストなんだと思っています。
真剣に子供の事を考えた結果、この地域は【応援して背中を押す】をしてしまいます。それはセーフでしょ?と思われるかも知れませんが、あまり良いとは言えません。どうしてか?一度応援による成果を出すと、親がいないとがんばらない子になるからです。自立をさせていく為には姿を見せず、存在だけは常に感じさせられる距離感が一番なんだろうと感じた週末でした。
その土曜日を受けて、日曜日は自分の試合で選手目線の考え方に、夕方は大切な同年代の戦いを審判し、お互いの【サッカーに懸ける本気の思い】を感じさせられました。
同年代でもここまでいけるのに、、、という気持ちはもちろんありますが、こちらの地域、土曜日の光景を観ていると中学3年間だけで同じ舞台に立たせるにはあまりにも時間が足りません。。。意識付けさせるだけでも数年掛かるし、本当に大変なんだけど同じ年代のがんばりを見ていればみんなが出来ないはずもないと感じました。
こんな前置きを受けての今日のトレーニング!!
【個】のフォーカスしました。
身体を知る、身体を意識で動かす、勝負をする、勝負に勝つ、という流れを目指して
やっていきました。テーマは短くハッキリと持たせ、その上でこだわりの量を観る。
少しのきっかけで大きな変化がある楽しみな年代でもあるので、この利点を活かしながら関わっていきたい!身体作りのアップから、ボールを一緒に扱い、一瞬を狙う目と考え方を伝え、最後は真剣勝負をやりました。
みんなに囲まれ、みんなの期待を背負ってやると通常に1.5倍のがんばりが出やすくなります。それは分かっている上でやってもらったし、さすがにお互いバチバチの本気モードになれましたね!!
気を入れて戦うと心まで疲れるものです。でも、同時に爽快感や充実感に満たされるものです。真剣勝負をした1年生が帰る間際にいつもよりちょっとテンション高めだったのも、みんなが手抜きしないで本気で戦った証だとコーチは思います。
何度も伝えている事ですが【本気度はごまかせない】というのはそういう所です。本気でぶつかったなら1年生でもこうして空気がにじみ出るという事がよく分かりました。いつもこうやってバチバチにさせるだけのメニューという訳にはいきませんが【心を使う・頭を使う・身体を使う】というような何かを目一杯使うようなトレーニングをしていきたいと思っています。
こだわりを持ってやればみんなもこの地域のトップを目指せます!!がんばりましょう!!