樋口季一郎氏(1880〜1970)は淡路島生まれ、
大東亜戦争時代の陸軍中将だった方です。
2年前に、有志の方の“手弁当状態”にて、
石狩市の小さな村の蔵を使って、
樋口季一郎記念館がオープンしました。
私はたまたまこのオープン時のネット記事を読み、
「これはいつか行かねば〜!」とようやくその想いが叶い、
政経倶楽部の仲間と共に、23日(日)11時に
お伺いさせて頂きました。
事前に予約電話をし、展示品を見ながら
館長の江崎幹夫さんにみっちり1時間以上、
解説いただきました。
当時の世界情勢【真実】に基づいて、
軍人でありながら人道主義者だった樋口季一郎氏の
素晴らしい人生のキセキが、
目の前に蘇って来るかのようでした。
<樋口季一郎氏が起こした3つの奇跡>
①オトポール事件
1938年3月、満州とソ連の国境・オトポールで、
ユダヤ人難民を多数救出
→戦時中、ヒトラーによるユダヤ人大量虐殺から
逃れて来た人を助けた杉原千畝氏が有名ですが、
杉原氏よりも2年早くされています。
②キスカ島の無血撤退
1943年7月、アメリカ軍に包囲されていた、
5800名の将兵を秘密裏に全員無事に撤退させました。
③占守島の戦い
1945年8月18日。ポツダム宣言を受け入れた
8月15日から3日後、どさくさに紛れて、ソ連・スターリンが
北海道占領を企図し侵攻して来たソ連軍に対して、
「断固反撃」を命じ撃退、ソ連による北海道の占領を阻止した。
→が、北方四島は実行支配され、現代に続いています(涙)。
ロシア・ウクライナ戦争が勃発した今、
改めてこの樋口季一郎氏にスポットライトが当たっており、
淡路島の一ノ宮である伊弉諾神宮に、
樋口季一郎氏の銅像が今年10月11日に建立されました。
(顕彰会の方々曰く、次は北海道で銅像建立を目指されるとのことです)
ほんと旅って、いろんな真実に出会え、めちゃくちゃ楽しいです。
まさに【観光】。光を観るって感じです!
●ソ連の北海道侵攻阻止 樋口中将の功績、
未来へ 淡路島で銅像除幕式
(産経新聞ネット記事)
●樋口季一郎記念館 公式FBホームページ