11月21日(月)愛媛県南部にある大洲城に行ってきました。
司馬遼太郎先生が『街道をゆく』の取材で
大洲界隈を旅した時にはまだありませんでしたが、
大洲城を当時の工法や素材を使って忠実に再現しよう!
ということで、2004年に天守が蘇りました。
このお城、なんと宿泊も出来るそうで、
めっちゃ斬新な新しいこともされておられます。
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現在の大阪城のように、創建当時の工法ではなく
鉄骨鉄筋コンクリート建築様式で
大手ゼネコンが作った天守が多い中、
遺された文献や写真を元にゼロから当時の工法で建てよう!
という大洲の方々の意気込みがめちゃくちゃステキやなと思いました。
![](/img/u43837/FI4017897_1E.jpg)
大洲と言えば、歩き遍路をした10年前に、
忘れられない出来事があります。
てくてく歩いていますと、前から散歩中の
70歳くらいのおじいさんが歩いて来て、声をかけられました。
「お接待です」と渡されたのが500円玉でした。
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「ありがとうございます!」と恐縮しっぱなしの私でしたが、
おじいさん曰く「大洲は何もないところですが・・・
貴女の大洲のいいイメージや思い出として、
お接待させていただきますね」とおっしゃり、
そのおじいさんの大洲愛に深く感動いたしました。
そのおじいさんから頂いた500円は、
同じ大洲にあるお店でアイスクリームなどを買って、
大洲経済に貢献をさせていただきました。
![](/img/u43837/FI4017897_3E.jpg)
あれ以降、このおじいさんのおかげで大洲という町が大好きになり、
いつか完全復元した大洲城に行きたいと思っていて、
それがようやく叶って嬉しい限りです。
天守から眺める大洲の風景は、地元の方々の
美しい郷土愛であふれておりました。
こんな美しいふるさとの風景がたくさんある四国・日本って、
本当に素晴らしいなぁと観じております(=人=)☆
●大洲城
![](/img/u43837/FI4017897_4E.jpg)