今日は朝から小野の旭丘中さんでのトレーニングマッチでした!!
早朝にも関わらず相手は会場準備をしてくださり、自分達は試合をさせてもらっている立場。送迎は親にしてもらい、全てを委ねたままで試合が出来る環境・・・。
甘え過ぎていませんか???
準備は?アップまでの時間は?自分から動きましたか?寒さも各自違いますよね??
試合をするのは誰ですか?
こんな所から言わないといけない1年生達です・・。
トレーニングマッチだから出れるのは当たり前、ですか?
ちょっと考えが幼いな〜と感じます。もちろん、【知らない】部分でしょう。でもね、こういう部分って【人間力】だと思うし、ちょっと考えたら分かる所でもあると思います。方程式がある訳でもない中で、心を使った者だけが見える景色と言うのでしょうか。。。
芯の通った人間になってもらいたいのです。サッカーをやる以前にみんな一人の人間であり、一人の男なんですよ。
今日トレーニングマッチで、久しぶりに厳しい話をしました。普段はトレーニングの時間に厳しくしても試合の時は基本的には言いませんが、あまりに低い次元の考え方に改める必要が多々あったからです。
試合はA戦を2ゲーム、B戦を1ゲームさせていただきました。
A戦のほうは2年生が開始から足と気持ちがしっかりと相手を押し込む事に成功し、良い勢いを持って、また1試合を通して相手にチャンスらしいチャンスを生ませないぐらいにしっかりと守備意識がありました。仲間の特徴も理解し、前の選手が前を向き、中盤がそこにサポートしたり、裏へ抜け出したり・・・ボランチ二人の動きがとにかく人として素晴らしいと思える。明也くんのサポートは他に違いを出せるぐらい仲間の攻撃が途絶えた瞬間に助けに行ける。主将の唯翔くんは裏へ飛び出し仲間のプレッシャーを分散させる。元々唯翔くんは自分は体力がない、走れないなんて言って入団してきたにも関わらず、今ではピッチ内で一番走っているぐらい走っている。
西田くん、杉本くんのファルコの攻撃核弾頭である二人は共に途中入団でありながらすでにチームになくてはならない存在として攻撃は全て彼等を経由して行われるというぐらいの関わりを持って全体を前に押し上げてくれるし、自らもシュートまでいける。
サイドの叶翔くんは何度でも相手の守備陣を崩壊させるまでチャレンジする強いハートにより、文字通り混乱させた。何度もチャレンジするその気持ちの強さが最大の武器。
そしてテーマである守備ではセンターの泰典くんは絶妙のポジションから相手よりも先に触り、触れないと分かった瞬間に相手の懐に飛び込んで自由を奪う。史弥くんは抜かれない自信を持ち始めてきたし、自分の間合いを分かってきたから自信を持って相手に強い身体をぶつけられる。両サイドバックは共に苦労人の翔くんと悠佑くん。どちらもいつも練習でうまくいかなくても学びをやめない!だからどんどん吸収し、その中で自分のストロングポイントを見つけてきた。二人の才能は【コツコツやれる努力家】という所。二人が今中心としてやっているのは一番近くで見てきたコーチからすれば【当然です!】と言えるぐらい素晴らしい努力をしてきている。
2年生がキャラが濃いだけに【普通】ではなかなか中心にまではいけない。自分の良さ、武器、その上で【仲間と繋がって出していく】という所までいかないとスタートとして試合に出れないという所。丈斗くんにも、碧衣くんにも絶対的な武器があるけれど、仲間との中での活かし方がまだ自覚出来ていない段階。
悪いけど、ここは個人で見つけるしかない!しっかりと足掻いて一気に周りを追い抜くつもりでやってほしい!
こういう風に書いたのは1年生がそれだけ集団になると埋もれてしまうから。試合をやってもなかなか思うように、うまくいかない。
・・・・そして何よりも・・・・・・
【うまくいかない事は悪】と思っている事だ。
だからチャレンジしに行く器量がそもそも足りない。技術じゃなく、体力じゃなく、考え方の部分。
うまくいかない経験こそが自分を強くしていく材料になる事を思う器量がない。どうしても育ってきた環境の中で【うまく・正しく・ミスしない】ようにさせられてきた習慣が強すぎて。
そして最大の課題はそういう気持ちを【自分が良いと思った】ではなく【大人の良い方向へ向けられてきた】事。サッカーは瞬間、瞬間に場面が変わり局面が変わる。その都度自分の判断が必要な中で誰かの判断を聞いている暇などない。ゆっくり考える時間もない。
そういうスポーツだから彼等1年生の本音が丸裸になる。自分の頭で判断し、心で決断する経験があまりに少ない。これは自分が今後関わる責任の中での最大の課題。
試合は楽しい?苦しい?今は決して楽しいとは言えないだろう・・・。でも、これを越える以外に【本当の楽しさ】に出会う日も来ない。
このまま2年生に憧れて終わるのか?自分で一歩を踏み出すのか?
決めるのは自分。やるのも自分。
応援は任せろ!!責任はコーチが持つ!!一歩を出せば力を貸せる!とにかく今を乗り越えろ!!
会場準備、試合をしてくださった旭丘中さん、雨も降る中ありがとうございました【礼】