昨日はトレーニングマッチを西脇高校さん、柏原高校さんにしていただきました。

西脇高校さんの会場で行われたのですが、まず何よりも会場の隅々まで行き届いた配慮に感謝です。とにかく相手チームに対してのもてなしが素晴らしくここまで準備してくださる事はファルコとしても経験ないというぐらいにあれもこれもしてもらっている状態でした。

だからこそそこまでしてもらっている、一つの対戦相手として敬意を払ってくださる相手に胸を借りるのですが思い切り、下のカテゴリーらしく全力でぶつかる事はやらないといけない事を話もしたし、自分自身もそういう気持ちでした。卒業生も在籍している西脇高校さんとの初の交流戦だったのでとても楽しみでした!

まずはしっかりと身体と気持ちを作る事!!相手は高校生なので、いつも以上に準備をしないといけない部分はあったにも関わらず特に1年生は準備の時点で足りない部分だらけでした。

今の君達の【自分なり】は足りない基準の中にある、という事への自覚がまず甘い。だから何度も言うように、2年生達に確認をするとか、お互いに確認をする事をすればもっと早くに自覚出来るのに、それすらしないで自分の中でがんばった、がんばってない、を決めるからズレる。もちろん時期によってはそれが良い、という時もあるが、もう今は新1年生が入ってくる【迎える時期】なので、このままでは良い基準を今度は伝える側としてなる立場なのにそれが伝えられない、もしくは口だけでは伝えられても信頼はしてもらえないという事になるのです。

2年生主体のほうは、戦う相手から良い部分を取り入れたり学ぶ姿勢やお互いに言うべき事は言うから変化、成長が早い。

性格なんで・・・と声を出せない、出さないは【結局自分の事しか考えていないから】という事も話をしました。他の人の事まで余裕がない、とか言えばそうなのでしょうが、それではサッカーというスポーツをうまくやっていく事が難しい事を同時に伝えました。そして、何より卒業生と話出来た時間に、改めてそれらの事を感じました。

サッカーで勝負している卒業生と、こうして近くの高校でがんばっている卒業生、どちらのほうがって話ではなく、どちらもがんばっている中で【どう捉えて生きているか?】しかない。現状の自分が現実の自分であり、そこに理想を持ち込んでも仕方がない。今を変えるには今の自分の思考を変えるしかない。だからこそ、今への向き合い方で決まるんです。

試合中はベンチコートが歩いていました(笑)

卒業生の隼也くんです(笑) 残念ながら怪我で試合には出れなかったのでチームをサポートする立場にいました。でも、出来ない立場にいたからこそ試合までの時間や合間に話も出来たし、同じように試合に出ていた陽晟くん、朔弥くんも悩んでいる中でもがいている話もしました。試合に出た2人は後輩に刺激を受けたと思うし、自分達の武器を出す事への気持ちも再び出てきたように思えた。チームの中で要求される事に意識を持って行かれていたけど、やっぱり最後は強い気持ちで意思を出す事だと思う。そこに信頼もやりがいも含まれていると思うし、自分のやりたい事を【出せない】ではなく【出すしかない!】と腹をくくってほしい!一度きりの人生とこの時間。もっと、とことんやってほしいと願う。

試合のほうは非常にアグレッシブに戦えたし、高校生もそれらを真摯に受け止めてくれたので良い強度の中で試合が出来ました。要所要所の力強さには圧倒された部分があったけど、多くの時間自分達の良さが出せた事も事実。自信を持って立ち向かえば十分に戦える事を証明出来た試合だったし、高校生というカテゴリーの強さも認識出来た良い時間でした。

ただ、最後は結局小学生だろうが、中学生だろうが、高校生だろうが、関係はない。

本人が心を燃やして自身を戦えるか?に尽きる。

相手との勝負や比較にこだわるのではなく、自身の、その日の成長や進歩との戦い。

口先だけの大声や感情だけの大声では人には響かないし、変わらない。心を燃やすという事は本当に相手の事を考えたり、チームの事を考えるという事。それを高校生になっても出来ない、もしくは恥ずかしい(そりゃ、年頃の男の子のまわりに女子マネージャーがいればがんばる方向性を勘違いする子も増えます・・・男の子ですから・・・(笑))、と思う気持ちで本気を出せない環境が多い事も痛感させられた。

さて、そんな未来の君達が同じような環境でやる可能性がある中で、どう自分を変化させていけるか?どういう準備をするか?を今回の交流で考えてほしい。

そんな話をして最後も締めくくったが、何を感じて、どう動いていくか?はこれからのみんな次第!!それを楽しみに見ています!!

会場準備、運営、試合をしてくださった西脇高校さん、柏原高校さん、ありがとうございました【礼】