昨日はお別れサッカーの後、3年生とのささやかな卒団式を行いました!
この学年は最初6名だったのですが、一人途中で辞めてしまったので5名での活動となりました。人は人数が減ってくると不安になったりするもので、当然この5人も心は揺れたと思います・・・。うまくいかない時期、きつい時期、それぞれにあっただろうし、各自が一回は辞めようと思った事があったようです。
手紙で親に感謝を伝える際に、その気持ちも伝えていたのですがそれを聞くと自分の指導不足のせいで厳しい思いをさせてきたんだな〜。。。と感じます。終わってからは美談のようになりますが、自分はコーチとして毎年、毎日の繋がりがありますから、こういう気持ちにさせた経験は努力不足だったと自身に戒めておきたいです。
最初は本当に【兵庫県内で一番最弱】だと思っていました。身体は小さい上に何より心が小さい!(笑) ビビる、落ち込む、泣く、の三拍子(笑)
そんな5名が先輩の試合に出る際にも厳しい要求をされてストレスも多かっただろうし、耐え忍んだ時期が長かったと思う。それでも5人がお互いに励まし合い、耐えて自分達の年代になった時にはもう立派な精神状態、身体もすっかり大きくなっていました。
後輩にとって居心地の良い存在になったみんなは言葉よりも姿勢で引っ張るタイプで、黙々と身体を張るようなプレーが増えて後輩からも慕われるようになりました。3年生になって精神的にも安定した時にはもうサッカーを楽しんでいたし、苦しい事も笑顔で向き合うようになった。練習も、試合も、同じテンションで、同じキャラクターで迎えられるようになったみんなとの時間はどんどん早く感じたし、それはやっぱり楽しかったからだろうと振り返る。
人数が少ないからこそ、個人との対話は多かったしみんなの心の奥底と向き合うのに繊細な気持ちと問いかけ、話し方を学ばさせてもらった。伝えたい事が伝わらない・・・。各自の置かれた環境の中での問題には突っ込みたくても突っ込めない事もあったりして、そこで乱す心を平常にするにも時間を要したりしました。それでも逃げずに向き合っていたからこそこの時間を迎えられたし、みんなの大きな成長にも繋がったとは思う。
絶対勝てないだろうと思っていたコーチの思いに反し、みんなは秋の秋季大会では見事に予選を勝ち抜き、シードチームは抜きだったとは言え、県のベスト16にまで上り詰めました。結果が全て、と仰る人もいる中で、ファルコは一人一人の心の成長が何より最優先だし、最初のナヨナヨしたみんなに思いでを振り返るDVDを見せても分かるようにとにかく成長は著しいものがありました。結果も成果もしっかりと残せた背景には、【素晴らしい家族・素晴らしい保護者】の存在があった事だけは忘れないでほしい!君達と関わり続けた時間の中で何があっても決して責任を放棄する事なく親で居続けてくれた事には一生を懸けて恩返ししてほしい。
みんなと関われた時間はコーチの宝物。
また高校に行っても、その先でも、迷ったり悩んだらいつでもグランドに来てください!
お待ちしています!!
こんな自分を信じて3年間預けてくださった保護者の方々、本当にありがとうございました!!そしてご卒団おめでとうございます【礼】 これからもファルコファミリーとしてずっと関わってくださる事をお願いいたします。