「北御堂と一心寺」

【過去の日記です】
2024年9月17日更新
9月17日(火)。
あれこれと用事をからめまして半日、大阪市内におりました。
最近ドタバタしておりまして、“お墓参り系”のことをしておらず、ご先祖様にすっかり不義理しておりましたので、北御堂と一心寺をはしごさせて頂きました。
父方(大橋家)は代々、浄土真宗(本願寺派/お西さん)を信仰する家系で、伯父伯母&祖父母・・・全て北御堂へ喉仏などが入った小さい方の骨壷を納骨しております。
本格的に北御堂のことを意識し、お参りしだしたのは、父が亡くなった後、仏教的な知識と興味関心が皆無な母や兄妹に代わり、父をどのように弔えばいいのか?を真剣に考えはじめた時です・・・が、未だによく分からない、奥深い世界です。。。
北御堂の大きな講堂には複数の方が静かに座って、大切な方々と静かに対峙されていました。
ご本尊の阿弥陀如来様並びに、私の直系家族・親族を含め、その場所におられる全ての仏様に合掌礼拝し、その場を後にしました。
・・・帰りしな、ご本尊様の方から、外の扉に向かって、涼しくて清らかな【追い風】が吹いてきました。
かつてこの地に生きた、多くの方々が、時々、この扉から出入りし、子孫やご縁深い方々の元へと行ったり来たりされているのだと、観じました。
死ぬということは、我々人間といたしましては、父母の力を借りて生まれてきたのと同じくらい、最大最強の出来事であります。
例え、地球の果てまで逃げたとしても、逃れることの出来ない大問題が死というものであろうかと思います。
だけど、私が観じた北御堂におられる方々の【意識の流れ】はとても穏やかで清らか、そして静かに、今、ここで生きている私たちをそっと応援してくださっているようでした。死からイメージする苦しみや悲しみは観じませんでした。
年齢を重ねるごとに、大切な人を多く亡くしていき、あちらの世界の方が、知人友人(縁者)が多くなっていきます。
私の父も、あちらの世界で、私が大好きだった、たくさんのおっちゃんおばちゃんたちと毎日、大好きなお酒の呑み、アテを食べるかのように宴会してそうです(笑)。
ちょっとずつですが、先人たちのおかげで、死というものが怖くない・・・【自然の営み/流れの一つ】であるということを、真に理解出来るようになってきました。
一方、一心寺には、母方の祖母と母方の祖父(私の母の【育ての父】)がおられます。
私が生まれた年に、母方の祖父が亡くなりましたので(祖母は大学3回生の時に亡くなりました)、物心ついた時から母に連れられ、一心寺へお参りに行ってました。
一心寺は毎日多くのお参りする方々がおられ賑やかです。都会が好きで田舎から出てきたおばあちゃんも(恐らくおじいちゃんも)日々退屈することなく、過ごしてるだろうと思い、一心寺にずっとおられ、私も嬉しく思っています。遠くに見える通天閣もイイカンジです^^♪
一心寺の周りには(四天王寺を始め、多くの寺院がありますし)、たくさんの神具・仏具が売っているお店があり、それを見て回ることもまた、めちゃくちゃ楽しい時間です。
私の母は、その手のお店は全く関心がなく(笑)、いつも「赤松種苗」という、野菜や花の苗や種をたくさん売っている老舗に寄ってました。
私も畑をはじめてから、このお店に寄るようになりました。
昭和レトロ感あふれるお店が、いつの間にか壊されて、令和時代に合う最新鋭のビルになり、その名残を遺すのは、商店街のアーケードからぶら下がる看板のみになりました。ほんと「時代の流れ」というものの凄さ・・・一種の衝撃を観じました。
そして、近鉄百貨店 本店で、必要備品をあれこれ購入しました。
あべのハルカスも、昔は無かったもんなぁ。。。(遠い目)★
何でもかんでも新しいものが良い、古いものが良いとは一概には言えませんが、昨日よりも今日、今日よりも明日、幸せに暮らせれば・・・
今生きている人も、かつて生きていた人も、そしてこれから生きる人も、みんな幸せでありますように(=人=)☆
●北御堂 公式ホームページ
●一心寺 公式ホームページ