スリーA教室 千葉県松戸市で初開催!

スリーA教室 千葉県松戸市で初開催! 

中山慶子(現在 求職中:社会福祉士)

★ 当日の教室の模様について★

写真・・・高林理事長講演

 関係者をあわせて総勢約55名(60名に近い)の参加がありました。

当日の参加者は、主として、認知症を将来、自分自身の問題として参加された方、あるいは、認知症サポーターの養成講座を受講終了者でなんらかの地域のお役に立てるような実践的な答えを求めて参加された方、市外からはPネット関係者(包括支援センター職員を含む)、また介護保険事業の従事者、認知症ケア専門士の方、市内のNPOやボランティア活動に従事している方などだったようです。

写真・・・さぁ〜一緒にゲームを体験しましょう!

今回はPねっとの今川さん、そして認知症予防ネットの高林さんが初タッグを組む形で開催。

後半グループワークも行うためはじめから8名程度の輪になり参加者同士の親睦を深めました。

2時間の予防教室でしたが、高林さんの講話とスリーAのゲーム実践で1時間、残り1時間で今川さんがMC役でゲーム後の参加者同士の意見交換、感想を高林さんを交えて語り合い、さらに認知症の方への理解を深めるワンポイント講座を披露。

写真・・・お手玉回し、リズムを取りながらお隣さんへお手玉を廻します

最後に松戸の音楽家、竹内恵里さんが今日の講座について恵里さんがイメージを語り「お母さん」をピアノの生演奏つきで合唱しました。

→通常なら1講師最低2時間はかかる講座を、これだけ盛りだくさんの内容での2時間。

それぞれの先生の講師をじっくり聞いた経験のある執筆者にとっては、先生もさぞかし限られた時間で伝えるのにご苦労をかけたと思います。

しかしこのパフォーマンスは気づきの序幕にすぎず、これからも高林さんの「Aあかるく A頭を使って Aあきらめない(スリーA) 」と、今川さんの「楽しく学んで知ってよかった!」(Pねっと)の思いを、松戸を含め日本全国、さらに宇宙までも紡いでいかないとあかん!と深く思いました。

 追記:両講師の先生はともに出身が関西で、講話の語り口が関西弁ちっくでした。関西弁の特有のアップテンポと間の取り方、ジョークを交えた語りはまるで、トークショーのようでした。

普段、標準語で暮らしている参加者の中には日本の西側(遠くは九州)出身者もおり、懐かしいワーと関西弁でおっしゃられるかたもいらっしゃいました。

★ 会場内での参加者の素朴な疑問や問いかけ★
執筆者が知る限りでの報告ですが、

質問1:
ゲームが終了したとき、同じグループの方が1人、

「認知症の人、そんな人に今まで出会ったことがないし、身内の人も発症しないで長寿で暮らしている。認知症サポーター養成講座を受けたことがきっかけで、自分が何かのお役に立てばと思うようになったが、何もできなくて・・・それで広報をみてこの講座に受講した。でもなんでこのゲームをやって、認知症の人で怒ってしまう人がでるのかわからない。それとこんなことよりもまず施設とかで認知症の人に自分がまず会って見て、それから自分でできることは何かを考えられた方がよいのではないか?」と私に率直な意見をぼそっと投げ掛けられた人がいらっしゃいました。

すごくアクティブで素直な意見で、ずっと高齢者の仕事で認知症の方と接してきた私とは見方の違う意見でしたが、ご本人の率直な意見に内心を打たれました。

〜【ここでみなさんに質問】〜

このブログを読んでくださっている皆様なら、スリーA流心のシャワーでお答えされますか?

私に投げかけられたこの質問を、グループでの話し合い項目の1つに当てはめ皆で考えることにしました。結局このことが、自分達が今出来る実践的な私達のグループ報告となりました。
(リクエストがあれば、私達のグループの報告内容を次回ブログでアップしますね)

質問2:
全体の意見交換の中で1人の60〜70代女性(娘さんと同居)→実はこの方、閉じこもってはおらず、ボランテイア活動も活躍されたり、介護保険のヘルパーさんやマルチ活動で家庭外でも活躍中)が自分の問題として講師に相談をされました。

最近、自分が電気の消し忘れなどが以前より目立つようになり同居の娘さんから叱られることが多くなった。気をつけるようにはするものの中々改善できず、どう関係を維持、修繕していったらよいか。ということでした。

同居しているのでどううまくつきあっていけばよいかという相談でした。

〜【ここでみなさんに質問】〜

このブログを読んでくださっている皆様なら、スリーA流心のシャワーでお答えされますか?

以下質問1と同文です。
(リクエストがあれば、私達のグループの報告内容を次回ブログでアップしますね)

【最後に執筆者より開催にあたっての感想】

私は実は、6年前にケアマネージャーの仕事に就いたことがきっかけで、介護保険のケアプラン自己作成に関心をもち、個人的に全国マイケアプランネットワークという団体の会員になりました。

その縁で、コミュニティケアセンターの事務局佐藤修さんを知るようになり、スリーAの高林さんのゲーム療法を体験するきっかけをいただきました。

当時、同地区在宅介護支援センターに勤務していた私は、センター主催の介護予防教室の運営に頭を悩ませており、講師と参加者の垣根を超えた脳と体と心の活性化事業として位置づけをして困難を乗り切ろうとしました。

特に、市から認知症予防の取り組みにお題をいただき、単なる認知症サポーター養成講座の繰り返しではなく、市民の市民による市民のための認知症講座の視点を欲しており、高林さんのゲームを体験したとき「これだ!これを是非、常盤平で開催したい!」と思い、市への相談は必要でしたが、その場で我先に高林さんに3月24日の介護予防教室の開催を依頼しました。

それから約1年。
今では首都圏をはじめ私の近隣の他市町村でもスリーAの様々な動きがあるようでとても嬉しく思います。

この1年で私の状況などいろいろな変化はありましたが、これからも関係者様とよいつながりや絆を保ち切磋琢磨していきたいと思います。

私はいわゆる巷での「つながり」や「絆」という日本語だけではなんだか物足りなく感じています。その言葉にはそれぞれの関わる人の気持ちにもよりますが、「良い」「悪い」をいう感情がついてくるものであり、お互いにとっての良い気持ちではじめて未来へつながる力が生まれるのではないかと思っています。

この人との関係の心地「良さ」を感じるのにスリーAはゲーム療法として一役買っているのだと思ってやみません。

ご拝読ありがとうございました!