淡水カメ類(在来種)の保護事業:2〜3月

1月は池干しイベントやクリーンキャンペーンなどで寺田池周辺の調査ができなかったが、2月に入ってまず、寺田池に流れ込む水路である高畑用水で調査と外来種の駆除を行った。
以前よりかなり外来種の捕獲が減ってきているところである。今回も3頭のみ。その代わりに立派なクサガメがみつかった。
写真は巨頭化したクサガメ。これほどまでになるには何年生きていたことだろう。

3月18日は寺田池発表会であった。夏のイベント報告を中心に、寺田池周辺のカメ類の棲息状況の変化などを話した。
地元でアカミミガメ駆除隊を作ったり、在来種の繁殖をやっていくことを提案したが、みなさん熱心で、アカミミガメの捕獲についてはその場である程度具体的なところまで決まった。繁殖についても「自分の家の庭を提供してもいい」という方も現れ、頼もしい限りである。

寺田池から今池方向に流れる水路に工事が入った。この水路は土の護岸であるため、今まではカメが自由に上り下りして周辺の田んぼや畑に移動できていた。今池がコンクリート護岸であるにもかかわらず在来種が多いのは、この水路と繋がっているお陰であったと言っても過言ではない。今回の工事でどんなふうに変わるのか心配である。10年ほど前まではホタルも見られたという地元の方も自慢の水路であった。願わくば三面コンクリート張りなどになって欲しくない・・・。工事に巻き込まれて命を落とすことがないよう、今回見つけたカメは連れて帰った。

楽しい作業ではないが、駆除した外来種の処分の作業は大切なルーティンワークである。いつものように殺処分したカメを段ボール箱につめて美化センターに運ぶと、たまたまお昼休みを終えたセンタ−の職員さんに囲まれた。外来種問題は職員さんもよくご存知だったが、地元の川や池にたくさんの外来種がいることにびっくりしておられた。

2010年度より2年間「地域再生応援事業」に関わりました。関係者に皆様にはお世話になりました。和亀保護の会のメンバー一同、お礼を申し上げます。ありがとうございました。
「地域再生応援事業」は区切りとなりますが、今後も引き続き東播磨の水辺に関わり、地元の皆さんと一緒に地域を盛り上げていきたいと思っております。興味のある方は、是非ご連絡下さい。