箕面で早くも“白いたんぽぽ”が花を・・・咲き始めは黄色っぽい??

箕面市では“白いたんぽぽ”が、桜よりも早く咲き出してます。
 やや意外??

 最初に見つけたのは、箕面市の上水道の「坊島受水場」の敷地(第2中学校の北側=坊島2丁目)で3月27日に、10数株・・。
【写真】坊島2丁目で。

続いて4/1に新稲6丁目の空き地で、7〜8株。
 近くの桜ヶ丘1丁目の駐車場でも、2株。
 【写真】花は6つですが、これで1株(新稲6丁目)。

 たんぽぽは箕面では4月半ば〜5月初めがフツーの開花期で、今春は寒さのせいで少し遅れると思ってたのですが・・・。

 4/15(日)に「“白いたんぽぽ”説明会」を開くのですが、遅すぎ・・??
 いささかあわてて、ネットで調べると、“白いたんぽぽ”はまれに冬から咲くとのこと・・。
 まあ、それなら・・・。

もう一つ気になるのが、“白いたんぽぽ”は「純白」のはずが、今回のはいずれもわずかに「黄色っぽい」、特に中心のおしべなどの付近の黄色は強く・・。
 
 箕面の“白いたんぽぽ”の多くは純白の「シロバナタンポポ(白花たんぽぽ)」のはず(一昨年調査での専門家の判定)が、やや黄色く岡山県などに多い別の「キビシロタンポポ(吉備白たんぽぽ)」かな?

 そこで今回の“白いたんぽぽ”をよく見ると、その他にも両方の特徴が・・・。
【写真】分かりにくいのですが、上が最盛期の純白の“白いたんぽぽ”(昨春撮影)、下は少し黄色っぽい今年の咲き初めの“白いたんぽぽ”(今春撮影)。
 ※ 全国的には、さらにいろいろな“白いたんぽぽ”があります。

 これもネットで探すと、「咲き始めの頃のシロバナタンポポは、これまでキビシロタンポポのものとされていた特徴を備えていた」(豊岡市・コウノトリ市民研究所ブログ)などとあり、ややキツネにつままれたよう・・。
 生きものは、不思議ですね・・一筋縄(なわ)ではいかないようです。

 “黄色いたんぽぽ”については在来種+外来種+雑種が入り混ざって複雑な様相なのですが、“白いたんぽぽ”についても慎重に対応する必要があるのかも・・。

 いずれにしても、今年、箕面で行われる“白いたんぽぽ”の調査の結果が注目されます。
 (この調査は生きもの会議(NPO山麓委員会内)が参加を呼びかけてます。詳しくは、2つ前の記事をご覧ください)

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