第23回 千里コラボ大学校を4月14日(土)に開催致しました。
「近代文明の限界を考える」と題して、
水町星四さんにご講演頂きました。
・読売新聞に30年勤務後、「花と緑の万博」のＰＲを3年間
経験して、植物は生命学の先生であり、人間は環境に
生かされている、ということを学んだと話し始められました。
・人間の欲望は、物資の消費拡大による資源の枯渇、廃棄物の
増加による環境汚染という状況下で、従来の欲望充足型社会
から欲望抑制型に転換を迫られている。
・人間を含め地球という一艘の船に乗っている生命体は、
大自然の法則に従って生きていくことが要求される。
これを私は超越価値観と呼んでいる。
・世界の人口の推移予測、誕生の瞬間から活動し始める
生命体の神秘さ、進化論を踏まえた動植物の生態等、
自然界の不思議さを具体例を挙げて説明されました。
併せて科学的・非科学的な二者択一の物の見方から
未科学という分野があることを強調されました。
・日本文化の特徴として、間柄を大切にする利他の心、
神道と仏教の共生、国旗・国歌のルーツからそれ等に
託された先人の思いを語られ、これ等を新しい時代の
価値観・指導理念として、自信を以って世界に発信
すべしとも語られました。
・講演は難しい内容ながら体系的に説明され、資料も
それに沿って整備されており、日頃考えることの少ない
分野へ、一歩踏み込む機会を与えて頂けたのは、
良かったと思われました。 （原田）
