園芸アドバイザー服部和雄先生のコーヒータイム 再開!

先生より、今の時期にピッタリな話題の園芸のヒントメールが届きました。
いつも気にかけていただいてありがとうございます。
今年も農業講座シリーズを開催いたします。服部先生には、8月23日に市花とみどりの相談所にて、「着花習性」について、お話していただく予定です。皆さん、楽しみにしていてください。

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ご無沙汰しておりました。
服部先生のコーヒータイムを再開します。

 「ホクホクしたジャガイモの収穫について」

 いよいよ春植えのジャガイモの収穫が近づいてきました。収穫適期は茎葉が黄変した時です。十分成熟したほうが収量もデンプン含量も多く、品質の良いものが収穫できますのであわてずに収穫しましょう。またジャガイモは表皮が傷つきやすいので、晴天の日にていねいに掘り取り、日陰にうすくならべて乾燥させます。十分に乾燥させたあとはダンボール箱などに入れて日陰で保存します。

 なお、みなさんが栽培されているジャガイモのおもな品種は「男爵」「メークイン」「キタアカリ」です。
 「男爵」は表皮の色はやや濃く、形は球状で目のくぼみが深いのが特徴で、肉質は白色の粉質で、「メークイン」に比べてデンプンの含量が多く(14%程度)、ホクホクした食感があり、粉ふきイモやマッシュポテト、コロッケをはじめ色々な料理に適しています。
 「メークイン」は長い卵形をしていて、目の数が少ないために皮がむきやすいのが特徴です。肉質は黄白色のきめ細かい粘質で煮くずれしにくく、煮物やシチュー、カレーライス等に適しています。デンプンの含量は13%程度です。
 「キタアカリ」は偏球形をしており、皮色は黄白色、目のくぼみはやや浅く、赤いのが特徴です。肉質は黄色で粉質、ホクホクとして甘味があります。ビタミンCが多く、デンプン含量も17%と豊富ですので、最近超売れっ子の品種です。火の通りも早く、電子レンジでも簡単に調理できますが、煮くずれしやすいので煮物にはやや不向きです。

 おいしい「粉ふきイモ」の目安はデンプン含量が14%以上あるかどうかによって決まります。このレベルを超えないと「粉ふきなしのゴリイモ」や「水イモ」になってしまいます。
 なお、家庭菜園でのおいしいイモかどうかを見分ける方法は、塩水選で「比重液」を作り、そこにジャガイモを入れて計ることができます。

水1㍑中に食塩164㌘を入れた食塩水を作ります。その中に収穫したジャガイモを入れ、沈んだジャガイモはデンプン含量14%以上、浮いたジャガイモは14%以下と判断することができます。
 

摂津市庄屋2-1-52
 服部 和雄・愛子
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